当初の日程でいけば、本日から開幕する予定だったプロ野球。新型コロナウイルスの影響により、4月10日の開幕を目指していたというが、さらに延期になる可能性も浮上してきた――
後出しジャンケンのような形になってしまうが、たしかに他のスポーツと比べ、安倍首相の言葉を借りるなら、野球は「完全な形」での開催が難しい、気はしていた。
第一に、我が国は「ドーム球場」が多いでしょう? 十分な換気がなされているとは思えない密閉した空間で、何万もの人を集めて試合、応援合戦が行われたら‥‥。規模を大きくしたライブ会場等とまさしく同類なわけで。まさか、こんなところでドームの弱点が露呈されようとは思いもよらなかった。
それにしても、4月中旬以降まで開幕がずれ込んだら144試合をこなすのは、さすがに厳しいのではないか。苦肉の策としてオールスター、クライマックスシリーズを無くすといった案もある模様。
オールスターにかんしては近年、セ・パ交流戦が始まったのに伴い、開催の意義が前から問われていたし、CSも、なかったらなかったで特段困らない。ペナントの覇者が日本シリーズ進出。選手の個人成績にも反映されない。‥元々がそうだったのだし、原点に立ち返って一年くらい、このようなシーズンがあってもいい。
あと、東京オリンピックの件はどうなのだろうか。仮に延期または中止なら、再度日程を変える必要も生じるのでは(※五輪期間約3週間試合が組まれていない)。‥この辺もまったく不透明である。2011年、東日本大震災の際も開幕延期、節電の観点から試合時間の変更もあったりしたが、カテゴリ「野球」にかんして言えば、今ケースは、あのときよりも難題を突き付けられた格好。
きょうも関東地方は朝から晴天に恵まれ暖かく、本来なら絶好な野球日和となる‥はずだった。コロナウイルス禍にある社会との「コントラスト」がよけい、私たちに虚しさを募らせてしまう。