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【「マー君」アレルギーを持つ人々‥‥「プロ野球」ここまで言って委員会29】酔っ払い親父のやきう日誌 《2021年1月27日版》

かつての「ヒルマン流」で言えば シンジラレナイ である。

田中将大東北楽天ゴールデンイーグルス復帰情報の怪――

 

 

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今から四半世紀ほど前、MLBストライキの影響もあって、大物メジャーリーガーが次々と日本にやってきたが、あれに匹敵する衝撃だ。広島東洋に復帰にした黒田博樹のときよりも若く、いま32歳の田中は、まさに「現役バリバリ」といって差し支えないだろう。

 

私の心は複雑だ。彼が帰ってくれば日本球界がまた盛り上がるし、福岡ソフトバンク「1強」の様相を呈したパ・リーグに風穴を開けられる、かもしれない。この辺は筆者も老人であるから、サンモ二版ハリーと相通ずるものがある。

 

しかし、喜んでばかりもいられないのは、ひいきの北海道日本ハムの前に今後、田中が幾度も立ちはだかることだ。なにせ、私たちはマー君への「アレルギー」を持っている。渡米前の2013年、彼は敗けなしの記録(24勝0敗)をつくったけれども、実、勝ち星の1/3は、北海道日本ハムが献上していた。

 

マー君側から見て8戦全勝‥。防御率1.28。参考までに、前年2012年も4戦に登板し3勝0敗、防御率1.06。登板した、そのすべての試合でクオリティースタート(6回以上3失点以下)をクリア。つまり、マグレで勝った試合は、ただの一度もないということ。‥もはや「相性のよさ」なんてものを通り越している。むしろ清々しいほどのやられっぷりだ。同じプロで、同じ相手にここまでやられ続けるのだから。

 

 

このように、どう考えたって田中から勝てる気がしない。しかも、今季はマズいことに予定通り開幕を迎えられれば、仙台での楽天戦だ。いわば田中にとっては凱旋試合、と同時にNPB通算100勝をかけた試合にもなる。モチベーションは相当に上がっているはず。ドラゴンクエスト風に言うならばスーパーハイテンション状態のマー君と、のっけから対峙することになる......

 

 

 別名「まさお」

侍メジャーリーガー列伝 田中将大

(C)amazon

 

 

幾つか田中も歳を重ね、さすがに前回楽天にいたときのほどの凄みはない‥‥そう思いたいが、実際のところどうなのだろう。日本での「空白の7年」によって、いったい彼はどう変わったのか。球速は?スライダーのキレは? 国内オンリーな私にとって、かなり未知だ。

 

別の発想をすれば、開幕戦もしくは開幕近辺でこの天敵を早々に叩ければ、おそらくハムは乗ってゆける。暁、事情は何であれ長年の「アレルギー」を克服できたのだから。

リベンジの機会を再び持てた、という見方も出来る。大の男が束になってやられっ放しのままではカッコわるい。「やり返し」ができるのが本来、プロ野球なのだ。逆にマー君を「踏み台」にするくらいの強い気持ちを持って、ハムの選手は試合に臨んでほしい。

文字通り『叩けよさらば開かれん』なのである。

 

 

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