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【2022「北海道日本ハム」ドラフト総評「プロ野球」ここまで言って委員会263】メランコリー親父のやきう日誌 《2022年10月22日版》

こんなに緊張しないドラフト会議は初めてだった――

 

 

予め指名する選手が分かっていて、同じく事前公表した他球団の状況を鑑みても、ほぼ重複はしないだろうと。まぁ結局、ハム以外のところで抽選はあったのだけれど、さながらドライチ選手「発表会」の様相を呈していた。

ハムは今ドラフトを振り返り「狙い通り」との報道。それなら良かったが、いささか盛り上がりに欠けたと感じてしまうのは「ドラフトマニア」の性かw

 

新庄監督の意向が反映された上位指名。兼ねてからハムへの入団を熱望していたドライチ・矢澤宏太選手。二刀流どころか『三刀流四刀流を期待している』という監督のもと、一体どんな起用をされるのか‥ 来春のキャンプにかけて大きな話題を集めるのは必至。ひいては「新球場の目玉」となれる素材。

 

シーズン中、関係者に『もっと試合をつくれる投手がほしい』そう語っていたとか。おそらく、そんなボスのお眼鏡にかないそうなピッチャーが2位で。富士大の金村尚真投手。

筆者もまだ実際の投球映像を見たことはないのだが、周囲の意見や評価には「完成度が高い」「即戦力投手」「制球力がずば抜けている」といった、相応しい文言が並ぶ。2012年、同じドラ2で翌年新人王に輝いたのは、ヤクルトの小川泰弘と楽天則本昂大。それらの好例があるうえ『(1位の)矢澤には負けたくない』と早くも闘志を燃やすところはプロ向きか。期待したい。

 

3位の「逆輸入」加藤豪将(ごうすけ)選手。ドラフト前からハムの指名が取り沙汰されていた。彼の指名も新庄監督からの強い希望があったという。入団に際しては現時点で慎重な姿勢を崩していない。が、同じメジャー経験者の大スターに望まれたら断る理由なんてないだろう。‥ビッグボスを買いかぶりすぎ?

しかしながら内外野を守れる点は魅力。私個人はポジションをあまり弄りすぎるのは好きくないが、今の新庄ハムではそれくらいでないと、なかなか一軍定着はムツカシイ。あとは打撃の方はどうなのだろうか。チーム編成的に、一発よりも2割7~8分程度の率を残せる選手であったなら嬉しい。

 

4位の常葉大学附属菊川高の安西叶翔(かなと)投手。それから6位の日本製紙石巻の宮内春輝投手はともに「右投サイドスロー」とのこと。‥この辺は球団の指針というか好みというかアリアリと出ていておもしろい。なかでも安西投手は186センチの長身。横手から150キロ台の速球もある模様。こうした寸評を眺めていると、以前ハムに所属していた鎌倉健を思い出してしまう。大成はできなかった同投手の分まで飛躍してくれたら。

 

その他で注目を集めたのは、育成3位の山口アタル選手。彼について各メディア、まったく情報を持ちあわせていなかったようで、まさに究極なる 隠し玉的存在。

「アタル」なんて聴くと、筆者世代の男子の多くはキン肉アタルを連想する(笑)。キン肉マンあらため、キン肉スグルのお兄さん。弟とちがい硬派‥。こちらも、だいぶ意外な登場の仕方にしびれた漫画ファン多数? 

 

仮面の下は‥‥

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最後に今年のドラフトを総評すると、まず狙っていた選手を本当に「全獲り」できたのなら、それはすばらしい。実際、上位は大学生以上の選手で固められ、即戦力の可能性は高い。ドラフトだけの観点でいうなら、新庄監督は来季、もう言い逃れはできない。球団は的確な補強を施してくれたと思う。

わずかに欲をいえば中盤以降の順位で、アマチュア音痴の筆者でも知っている人気も高かった、某高校生の指名にいってほしかった。

あと、毎年のように「弱点」だと言われている捕手の指名が今年はなかった。成長の跡を見た宇佐見真吾、古川裕大、梅林優貴らで凌げると踏んだか、よもやの外部からの補強があるのか‥‥。

 

ドラフトの結果を受けての今後の動向からも目が離せない。

 

 

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