週刊朝日が5月末で休刊――
朝日新聞がバックについた、創刊から100年を超える老舗雑誌でさえも‥。近年の出版業界の不況ぶりが窺い知れるというものだが、今後の主戦場は、やはりネットになるようだ。
購読している大手4誌のうち、朝日も貴重な情報源であった。位置づけは「4位」も、一般の方が投稿する【犬猫ペット】、東海林さだおが送る食のエッセイ【あれも食いたい、これも食いたい】、東尾修の【ときどきビーンボール】が好きだった。‥幼い頃からラジオ解説などで世話になった東尾氏のダミ声は「活字」で意見を目にするくらいがちょうど良い(ふだん滑舌が超絶悪い筆者も人のこと言えないw)。
今ハッと思ったのが、今月から【笑点】大喜利の新メンバーとなった春風亭一之輔。彼も現在進行形でここに連載を持っている。流し読み程度だったけれども、番組が謳っていたとおり、たしかに流暢な文体から寄席で全国を飛び回っている「人気落語家」の様子は伝わってきた。
今後も執筆を継続するのか分からないが、ネットで彼のエッセイを好んで読みに行くことはなさそう(笑)。‥この辺り、自然と目に入ってくる書籍とちがい「情報」を独自にチョイスしてしまうネットの弱味というか、いけないところである。なお、手元にある誌面によれば2023年の一之輔氏の抱負は『ちゃんとする』 だそうだ。
今朝のヤフーニュースを眺めていたらアリスメンディ・アルカンタラの、「通勤方法」に触れた記事があった。なんでも昨年から電車で札幌ドームまで通い続けていたらしく、住居から距離がある新球場・エスコンフィールドまでどう通ったらいいか?という、他人から見れば至極どうでもいい、当人からしたら深刻な、そんな体の記事........
アルカンタラと聴いて驚いたのはオフ、彼の年俸が7000万円もアップしていたこと。‥年数に応じてだとか、そういう外国人選手特有な契約でも結んでいたのだろうか。とてもとても7000万も上がるような数字ではなかったのだが(苦笑)
入団が決まった際、新庄監督が元ヤクルトのドゥエイン・ホージーに彼を喩えていた。しかし、そのホージーに遠く及ばず、97試合の出場で14本塁打。それに投高打低のパ・リーグであったとしても、打率.209はあまりに低すぎるだろう。それらの成績はグッと数字を下げてクビになった、ホージーの2シーズン目の成績にも及ばない。
だが、アルカンタラの残留は新たな未知の助っ人の招くより良かったかもしれない。左右の打席で長打を打てるのが彼の強みだし、内野の守りもそれほど悪くない。どちらかといえば取っつきにくそうだったレナート・ヌ二エス(昨オフ解雇)と比べてもチームによく馴染んでいたし、ドミニカンのノリで性格も明るめ。「大化け」の予感がまったくないわけではない。‥にしても、チーム4位の高年俸1億3000万はもらい過ぎだと思うが(笑)
今季の外国人野手はアリエル・マルティネスと育成の王柏融、アルカンタラの三人態勢で行く模様。近藤健介が抜けた穴を埋める意味でも、彼らに奮起を促したい。