『至高の投げ合い 朗希軍配』
とは、15日付け読売新聞の見出しにあったもの。佐々木朗希×山本由伸の「サムライ対決」が、試合前から大きな注目を集めていた。
この見出し、どこかパ・リーグらしいなと。阪急は山田久志、西武には東尾修、ロッテだったら村田兆治、近鉄なら鈴木啓二といった具合に、昭和の時代からパ・リーグには大体各球団に「大エース」と呼ばれる人がいて、対チームというよりも、エース同士の意地のぶつかり合い、そんな側面があった。今回のマッチアップはそれに匹敵‥ いや、以上のインパクトがあったかもしれない。
裏返せば、当時は他に見どころが少ない不人気ゆえの注目のされ方であったが、平成になってからもパ・リーグにはその傾向は残っていて、ダルビッシュ有vs岩隈久志、ダルビッシュvs田中将大などが、その筆頭か。‥前者は一度、5回まで両者が相手打線を無安打に封じていたとか、そんなエグい投げ合いをしていた記憶もある。これこそ、まさに「至高」。両先発投手がクローズアップされたという点においては、日ハム近鉄それぞれの所属で彼らの大先輩にあたる西崎幸広vs阿波野秀幸のライバル対決も、懐かしい。
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◇監督に不満?
なんか、今シーズンの新庄ボス‥‥いやに大人しくないか?と。
リーグ10敗いちばん乗り。ただいま単独最下位中とあって、元気が出づらいのは解かる。並みの監督なら(笑)。ただ貴方はそうでないだろうと。敗け続けて、沈んでダンマリ‥ ヘンに名将気取り?してどうする。
所詮ファンも、今季も苦しい戦いになるであろうことはある程度想定の範囲であったし、なら、もっと笑い飛ばすくらいの元気がほしい。たとえ結果が芳しくなかったとしても。SNS等での非難も気にせず、我が道を行く‥ それがSHINJOスタイル。球団だって彼に求めているのは、そうした明るさの部分だったりではないのか。
初心にかえって元気をだしてほしい。元々弱いチームを託され、キャラが先行した新庄監督なら、まだそれが許されるはずだから。たぶん。