ひろゆき風に言ったら、故『死んだ魚の目をした性格の悪い(家の)デブのオッサン』がギャンブル狂だった‥。
「金儲け」が真の目的ではなく、趣味としてやっていたのかは、今となっては知る術もないが、不覚にも息子である私から言わせたら、なぜそんな能率の悪い賭け事に手を染めていたのか謎。株式投資こそが最高の「ギャンブル」であるw
まぁこちらも競艇・競輪の類と同じく、運と「他力本願」であるのに変わりはないが、大損することはあっても持ち金がゼロになることは投資先が倒産でもしないかぎり、ほぼない。やり直しはいくらでも利ける。極めて勝率の高い「ギャンブル」と、私は見ているが、ひとつ弱点はあって、わりと鬱病になりやすい(笑)。‥その点、仲間とヤンヤとお陽さまの当たる屋外で賭け事に興じていたほうが、たしかに、精神的には良いのかもしれないが。
レオナルド・ディカプリオ主演の映画にある【ウルフ・オブ・ウォールストリート】。投資で大金持ちになった男の物語だが、劇中にはドラッグとエロの描写がふんだんに盛り込まれていて、地上波での放送は絶対といっていいほど不可能。気になる人は各種ネット動画のほうでご覧いただくとして、今回は、そんな運とお金の奇妙な話――
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市川染五郎主演の【株式男】なんてモロなストーリーもある。なんとなくな株式投資の仕組みはコレで解るかもしれないが、本当の意味で「運」だけで成り上がっていった男女は他にもいて、何話か挙げてみると.....
萩原流行の【お墓参り】。文字どおり先祖の墓に参ると、大金が転がり込んでくる。ある者からの助言を受けてのモノだったが、最終的には「あるある」なバッドエンディング。‥ただ、実体験に基づいても?この運の上げ方は悪くない。
萩原つながり?で、荻原聖人の【親切成金】は、ヒトに親切しただけカネが入ってくる仕組み。このやり方も完全無視はできなくて、今、リアルで金持ちになっている人の中には生活苦に陥っている方々を善意で支援したり、団体への寄付だったりと、似たような事例はままある。
お次は、就いている職に運を絡めて大金を掴んだ男女の話。まず加賀まりこの【自動振込】。突然、自身が持つ銀行口座に一億もの大金が振り込まれ、黙って豪遊をしてしまった女の悲劇。‥阿武町で起こった「誤送金事故」の際には、おかげで?軽くバズらせてもらった(笑)
【ゴリラ】の着ぐるみを着て、一躍スターになった勝俣邦和。しかし、大金を手にしても遊ぶ余裕がなかったほど多忙を極めてしまったのは不幸。逆に、老後の生活のために、ちゃっかり貯金をしておこうと奔走していたのは井上順。【マジシャンのポケット】。彼自身にとっては良くはない終わり方だったけれど、なかなか視聴者の胸を打つエンディング。
で、筆者が選ぶベスト・オブ・成金男は、田中直樹の 【逆男】。今でこそCMなどでもその姿を見かける彼だが、今から24年前のココリコ・田中に役者のイメージはなく、かえって新鮮ではあったw
この物語、意外によくできていて、オープニングでいきなり岐路にたたされた主人公が回想を始めていく体。ラストシーンがそこに結び付くわけだけれど、いかにも田中らしい落とし方というか‥。BGMなんかも完全にマヌケっぽかったし(笑)。だから彼が主人公に選ばれたのかと、まぁある意味、万人が納得するエンディングだ。しかし、そこへ至るまでは誰もが羨みそうな成り上がりの仕方でイチ推し《了》
※回顧録はいったん終わり。それでは11日放送の本編終了後にまたお会いしましょう!