センテンス・オータム

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【本とハンカチについて】エースのやきう日誌 《2019年2月22日版》

ハンカチに本人気付かぬ加齢臭.......

 

 

これは残念ながら私が詠んだのではなく、新潮【「ハンカチ斎藤」清宮にも打たれて「吉田クンに代われ!」の声】にあった、無記名ライターの記事より引用。

記事を要約すると、一軍がキャンプを張っていたアリゾナは見どころが少ない。沖縄にいる吉田輝星を(斎藤佑よりも)連れてきて欲しかった‥‥という、渡航した記者連中の不満が主に綴られていたもの。まぁ相変わらずのハンカチ・バッシングである。

 

だがもちろん、当該記事では“その続き”がない。あのドカベン清宮に流し打たれたホームランから始まった、斎藤佑樹の鮮やかな逆襲。対外試合計5イニングスを、無安打無失点投球――

 

どうした斎藤! 

 

“今年こそは”期待していいのか?‥‥そう素直にはなれない私(たち)。結果は、たしかに大事だけれど、栗さんも著書の中で語られていた大切な「運」を、ここで一気に使ってしまうのは、少しもったいない気も。これは、どちらかといえば子供の将来を見据えた、親心的な心理に近い(笑)。ハンカチに本人気付かぬファン心........

 

 

やきう話ついでに今回は久々、最近読んだ本について触れてみよう。

 

 

ここでは役に立った

プロ野球バカ本 まったく役に立たないブックレビュー!

 

様々な野球関係者が綴ってきた本を紹介する本。著者は、このようにまいどユニークな発想と多彩な文体で世の野球ファン方を魅了する、長谷川晶一氏。私の好きな数少ない、野球ライターでもある。

「関係者」といったのは、野球選手の奥様が出版された本なども、この中に含まれていたりする。落合信子にサッチーといった定番どころはもちろん、柴田倫世の着眼点には敬服。氏が絶賛する【プロ野球「毎日が名勝負」読本】は、たしかに野球ファンなら一度は目を通しておきたい名著(迷著)

あとがきによると、野村克也氏の書籍が多いのは、ある大人の事情からだとか。よって“恩師”に負けないくらい執筆業にも力を入れている、栗山英樹の本がカットされてしまったのは、個人的に残念だった(?)

 

 そこで我らのボスご本人に登場願おう。栗さん著【稚心を去る 一流とそれ以外の差はどこにあるのか】

 

 

稚心を去る

 

なにか「知」が匂いたってきそうな本タイトル。さすがです。

 

驚いたのは、わりと最近に起こった出来事まで書かれている。新加入した王柏融や金子弌大についてだとか。一体いつ書いていたのか(笑)。昨シーズンおよび近年のファイターズを振り返りながら、役に立つ偉人たちの名言や教えまで学べてしまうのは「栗山本」ならでは。

でも、どうなんだろう‥。私がよく通う都内の某大型書店では売れていそうな気配が正直あまり感じられないのだけど、やはり、北海道では爆発的に売れているのだろうか。‥だといいが。とまれ今オフは是非「優勝監督本」上梓を。

 

 《参考》

週刊新潮 2019年 2/21 号 [雑誌]

 

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