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【「特選恐怖映画」生まれ変わりをガチに望む人たち】エースの映画日誌ミニ 《2019年8月8日版》

「夏」といえば、アイスにビール‥‥そして稲川淳二である。

 

 

あいにく大人気の怪談ツアー?に足を運んだことはないのだけれども、毎年きまってこの季節にゲスト出演していた【ごきげんよう】が好きだった。サイコロの目が「恐怖系」バナシばかりになるという、徹底した稲川仕様(笑)。ヒトは、盛夏に恐怖を欲するのはなぜだろう......

 

 

ということで『怖い!』とされる旧作映画を先日、立て続けに観た。その内のひとつが一昨年公開の米映画ゲット・アウト。ジャンルは「ホラー」に分類されていたが、怪物・お化けといった見た目の怖さではなく、ストーリーで観た者を震え上がらせる。しいて言うなら終始「不気味系」タッチで描かれ、いかにも筆者好み。大当たりな一本だった。

 

 

ゲット・アウト(字幕版)

 

ニューヨークで写真家として活動している黒人のクリス(ダニエル・カルーヤ)は、週末に恋人の白人女性ローズ(アリソン・ウィリアムズ)の実家に招かれる。歓待を受けるが、黒人の使用人がいることに違和感を覚え、さらに庭を走り去る管理人や窓に映った自分を凝視する家政婦に驚かされる。翌日、パーティーに出席した彼は白人ばかりの中で一人の黒人を見つける。古風な格好をした彼を撮影すると、相手は鼻血を出しながら、すさまじい勢いでクリスに詰め寄り…… シネマトゥデイより

 

二度見必至。内容を知ったうえで「確認」したい事柄が山ほど出てくる。また当作品で重要な役割を担っているキーマンがいて、その人物の“落ち度”やら行動の意味を、あらためて探ろうとするも、なかなか難しい。ヤツの演技はそれほど完璧なのだ。

 

黒人への人種差別を扱う作品でもあるが、趣きは他作品とまったく違う。ネタバレ防止のため、詳しく触れることはできないが、それを“逆手に取った”感じで、むしろ好意的。オバマ前大統領も劇中、頻りに「礼賛」されている。

 

ゲット・アウト】というタイトルの意は中盤以降で明らかとなり、ここから一気に恐怖テイスト。主要のキャストも登場した頃とは、まるで別人のよう‥。すべてを悟ったとき、主人公・クリスの孤独な戦いが幕を開ける。

 

 

恐怖指数》★★★★☆

 

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