センテンス・オータム

ディープ・マニアック・鋭く「DMS」 様々なアレについて... (シーズン中は野球ネタ多し)

2023上半期【午後のロードショー】My BEST.5

一世紀以上前に沈没したタイタニック号の残骸を見学しにいった潜水艇が行方不明となった、18日の事故。状況ゆえに救出が絶望視されるなか、今週末「土曜プレミアム」内で送られる劇場版タイタニック

タイミングの良いのか悪いのか、また放送局が放送局だけに『不謹慎だ』と、タチの悪い連中から叩かれやしないか心配だが、こればかりは不可抗力(苦笑)。誰も事故の予測などできまい。どうせなら無事に乗員が救出されて、のちのち貴局の【奇跡体験!アンビリバボー】で大々的に取り上げて頂きたいものである。

 

そして、今記事では半年に一回の恒例企画、続午後のロードショーの中から秀逸作品を選ぼう! ‥ちなみに本企画、ごく身近な人たちの間だけではウケがいいw みんな良作に巡り合ってみたい気持ちはあるのだろう。ただ独特な視点ゆえ、万人に通ずるまでの保証は持てないが(笑)。選考基準は従来のとおり、対象は2023年1月期から6月半ばまで。では、さっそく行ってみよう。

 

risingham.hatenadiary.com

 

 

5位 ザ・グリードトリート・ウィリアムズ

上位4作品はわりとスンナリ選べたのだけれど、やはり、ここを迷った。ホラー系の傑作、ニコール・キッドマンの【アザーズ】が入ってきたらまちがいなくINしていたが、アレは以前にも複数回視聴していたので選考外とした。

でもって、怖さだけだったら全く引けを取っていない本作。豪華客船を舞台に繰り広げられる、巨大生物との格闘。どこに潜んでいるのか分からない隠れ上手な怪物はもとより、廃船と化した無人の豪華客船というのも何とも不気味な絵面であった。それにしても元々は3000人以上は居たとされる乗客‥。怪物の食欲、どんだけw

 

4位 【アイランド】ユアン・マクレガー

現代医学的にクローン人間は間違いなく造れると思うのだが、そこには色々と乗り越えなければいけない壁がある‥‥。

本作に登場するのは、さながら「クローン牧場」。少し後になって、視聴者はその禁断の事実を知ることになるのだけれど、同時に異様な施設に疑問をいだき始めた「2体」のクローンが施設からの脱走を試みた。必死に「捕獲」を目指す研究者、次々と真実を知っていく彼らとの攻防の行方‥‥。

いささかラストの展開に疑問を覚えるも、考えさせられる作品ではあった。物語序盤、とある女性の出産シーン。そこで赤子を取り上げた看護師の冷たい表情が忘れられない。

 

(C)amazon 「アイランド」行きを夢見る彼らだったが‥

アイランド (字幕版)

 

3位 【トランスポーター】ジェイソン・ステイサム

私は「隙のない」男を目指している――

その「隙のない」というのを一言で表するのは難しいが、本作をご覧になられた方なら、主人公の運び屋フランク・マーティンを思い浮かべると早いだろう。とにかく自らが決めた「マイルール」以外のことには動かない。そんなキッチリとした主人公が予想外のブツ?を運ぶことで、徐々にペースを乱していくところが可笑しかったりする、シリーズ第一作目。

‥この世知辛い時代にあって「隙を与えない」のは、自らの身を守るという点においても非常に大切なことである。フランクよろしくに、たとえば自分も......

 

ルールその1.混雑した電車内、および駅構内などのエスカレーターでは妙齢女性に近づかない(冤罪事件に巻き込まれないため)

ルールその2.道行く人とはなるべく目を合わせない(妙な因縁をつけられないため)

ルールその3.知らない番号の電話は受けない(特殊詐欺に遭わないため)

そんなふうにして、日々「マイルール」に遵守しているww

 

2位 崖っぷちの男サム・ワ―シントン

「崖っぷち」のタイトルから様々な意味に受け取れるけれども、目に見えていちばん分かりやすいのは男が高層ビルの 21階から飛び降りようとしている事実‥‥。その交渉人役として、女美人刑事を自ら「指名」したりと、とにかく謎多き展開に序盤から目が離せない。これと同時進行で、ある陰謀を暴くための計画が秘密裏に行われている。

掘り出し物だった。実際にはCGだろうが、21階からの描写はかなりの絶景‥もとい、かなりの恐怖。作中そこでのシーンが大半を占め、おかげで終始ヒヤヒヤ。終盤にかけ多少出来すぎの感はあったが(なんと屋上から飛び降りて、無事w)、ビルからの景色と美人刑事を絡めた心理戦は、なかなか見応えありだ。

 

1位 【白鯨との闘い】クリス・ヘムズワース

船の事故で生き残った生存者が老人となり、若い作家が当時の話を聴きにいく‥。

とくれば、それこそ【タイタニック】のようだけれど、かぶっているのは冒頭だけ。当作品にあのようなロマンス要素は、ほぼ無し(笑)。どちらかといえば男臭~い映画である。

タイトルがこうだから紛らわしいが、鯨がどうというより、正しくは「飢えと渇きとの闘い」 か。特に無人島に漂流してからの中盤以降の展開が、観ているこちらまで息苦しくなった。

ラストは、安心してください。生きてますからw 1月の放送だったが、インパクト十分でダントツの1位。あらためてノーカットで見直したい、極限の120分。(次回12月)

 

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