センテンス・オータム

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【「栗山日本ハム」8年前に優勝を果たせたふたつの要因】エースのやきう日誌 《2020年4月25日版》

「外出自粛要請」では堅苦しいからなのか、今度は「Stayhome」だって?

 

本当に横文字が好きだよねぇ、この国のお上の方々‥。B'zとかミスチルの歌じゃないんだから勘弁してよ。

まぁ病気には罹りたくないから、いちおう筆者も終日Stayhome。判を押したように朝、部屋の掃除をして、読書(週刊誌チェック含む)、午後はネットサーフィンおよび書き物、夜は大体テレビを観て過ごす生活。‥言ってみれば、普段の休日と大差はないw

 

この中で「ネット」にフューチャーすると、近ごろはYouTubeを始めとする動画サービスに熱を注ぐ企業や芸能事務所などが目立つ。この前私が目にしたのは、北海道日本ハム球団が送る、2012年シーズンを振り返った動画。前後編で最初と最後に、稲葉篤紀SCOが現れ、動画の趣旨を説明したりしている。

 

‥うん、コレは良かったね。同様のものを観ようと思ったら3000円くらい払ってDVDを買わなければならない。それが通信にかかる費用を除けば、タダで観れるのだから。自分もドップリ浸かってしまった。

 

 

2012 OFFICIAL DVD HOKKAIDO NIPPON-HAM FIGHTERS 夢への挑戦 ~2012年優勝の軌跡~

画像はイメージ(C)amazon

 

 

あらためて感じたのは、ここ10年でファイターズが優勝したのは2回なのだけれど、そのいずれもが劇的。とりわけ2016年の日本一は『これ以上の感動はもう味わえない!』と言えるほどドラマチックだったのだが、まさか本当に、あれから優勝できなくなるとは思ってもみなかった(苦笑)

 

くだりの2012年は、栗山政権初年度。「梨田遺産」などと一部に揶揄されたりもした。たしかに動画を振り返っていてもスゴい選手が多い。外野は右から糸井、陽、中田。内野も稲葉、田中賢、金子、小谷野。代打に、あの二岡智宏が控える。まさしく「スター軍団」だ。

‥誰が監督を務めても、そこそこイイ位置に付けられそうな陣容であるが、同年、私が栗山監督の手腕で特に秀逸だと思うのは、大きくふたつ。斎藤佑樹を「その気」にさせたのと、吉川光夫を「復活」させた点。これらは栗山監督でなければ、おそらく「なかった」発想ではないか。

 

当時2年目で実績のない斎藤を開幕投手に‥‥なんて気は、普通は起きない。ところが、この一世一代な賭けに、斎藤が完投勝利で応えてみせる。開幕勝利を皮切りに、前半戦、彼の力投はチームに大きな勇気を与えてくれた。

吉川もしかり。梨田監督時代にも、数多くのチャンスをもらいながらそれを生かせなかった。開幕前『今年ダメならユニフォームを脱がす』そう栗山監督に発破をかけられて、14勝。前年退団したダルビッシュ有の穴を埋めるエースぶりで、多分これが最初の栗山マジック。

映像にはなかったが、あの「ノーコン」吉川が無四球完封を飾った西武戦‥‥。涙が出るほど嬉しかったのを、今でも、鮮明に憶えている。

‥両投手は8年経った現在も在籍中なのだから、どんな形でも監督に恩返ししていかないと。

 

他方、野手は西川遥輝杉谷拳士がまだ若手選手扱いだったのが妙に懐かしい。陽岱鋼の相変わらずたどたどしい日本語や『規則正しい生活』の糸井ヨシオ語録も、今となれば非常に愛おしい。

陽はともかく、なぜ実力者の糸井をトレードに出してしまったのだろう。「素」でも笑いが取れる、稀有で得難い選手であったのに‥。球団の内部事情を筆者は知らないけれども、みすみすな彼の放出には、あらためて残念だ。

 

 

松永浩美

 

TBSで土曜17時から放映している【バース・ディ】。11日が松永浩美、18日が赤松真人岩下修一。元選手たちの軌跡を取り上げていた。

ともに病気を克服し、球場に戻ってきた赤松と岩下のエピソードは、けっこう多くの人に知られている。前週、松永のは主に今の生活ぶりをカメラが追ったもので、新米ユーチューバーとしての奮闘ぶり、50歳を過ぎて4人の子供を授かったなど、また別の視点から見入った。

 

ブルーサンダー打線】の切り込み隊長のイメージが強い。そういえば彼同様に、FAなりでオリックスから阪神に渡った選手がその後、ジリ貧になるというジンクスが、昔あった。石嶺、山沖、星野‥‥。

そんな中、阪神を経由して日ハムに移籍してきた本西厚博が、ふたたびパ・リーグに戻ってこられて、ホッとしていた。松永は阪神で活躍できなかったわけでないけれど、性格的に「パ向き」「セ向き」というのは、どうもアリそうな感じ。阪神を出、ダイエーホークスですぐさま3割を打った彼ほど顕著な例も、なかなか珍しい。

 

 

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