みんなそうだと思うけど‥‥人生初6連戦(笑)
怖いなぁこれ。さっそく他球場であったようだが、普通に「6連勝・6連敗」起きますぜ。3試合して、仮に3タテくらっても、カード変われば自然と気持ちを切り替えることができる。同じチームと同一球場で6試合もやっていたら、なかなかそれが難しい。逆の視点なら一気呵成だ。
‥ある解説者が1,2戦の戦い方が大事なのだと、頻りに口にしていた。その点、前週、楽天に連敗を喫したあと、つまり「6連敗」の可能性もあるなかで登板した、新加入・バ―ヘイゲンの好投は価値が大きい。変化球の精度も高く、彼は戦力になってくれそうだ。昨年まで在籍していた、字にすると少し似ている、バーベイトの二の舞にはならないだろう。
しかしながら、ファイターズもトータルでは2勝4敗。初の6連戦を負け越しで終えた。中盤まで優位に進めていたのが他に2試合ほどあり、負け越してしまったのは確かに痛いけれど、この星勘定なら今後も「御の字」と見るべきだろう。もう一つ負けて、1勝5敗だとマイナス4。‥これを取り返すのは大変だが、マイナス2くらいなら、どうにでもなる。
バ―ヘイゲンとともに楽天戦「殊勲」の勝ち星をあげたのは、杉浦稔大。いい感じでまとまってきた。
力づよい直球を軸にするスタイルに変わりはない。けれども、今までのような「力任せ」というふうにも見えなかった。「脱力」のおかげか、移籍後最多の102球投じて6回までを投げ切る‥‥。
にしても、よくぞこれほど投手をヤクルトが出してくれものだ。あまりイイ響きではないが、当該トレードの「損得」を問われれば、誰の目で見てもファイターズの方が得だった‥と言える。
そのトレードがすごかったのは移籍年(2017年)、故障していて投げられる状態ではない杉浦を、選手との交換で獲得していた点。‥トレードで、ここまで長期的なビジョンを持っている球団も稀有だろう(以前はファイターズがこの手のトレードで失敗していた)。近年は巨人に次ぎ、とても優秀な人材をファイターズに送り込んでくれるヤクルトも、自分は好きだ(笑)
◇中田翔の月?
いつも、彼だけは褒めない私も、とりあえず今は‥‥今のうちにアッパレを贈っておきたい(笑)。長打力に乏しい打線にあって、9試合を行い5本塁打は見事だ。内容もいい。
‥‥思うに、例年スロースターターの中田にとっては、開幕の時期がよかったのではないか。春先からきしダメで、ようやくエンジンがかかり始めるのが、大体この時期‥。気になって調べてみたら、なるほど6月にアーチを量産している。※()は年間の本数 ☆は月別最多又はタイ
2016年 5本 (25)☆
2017年 6本 (16)☆
2018年 5本 (25)☆
2019年 5本 (24)
2020年 5本 (?)
「量産」といっても、あくまで中田翔レベルの話であるが、トータルの数字で見れば、6月に打った本数の割合が高いのが、お解かりいただけると思う。2017年シーズンなど、全16本中6本を、この6月に放った。ツキが変わっても、できるだけ今の調子を維持させてほしい。
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◇無観客試合&ダメダメ評論家たち
良いのか悪いのか、無観客にも慣れてきた。私はビジターの試合の場合は大概、実況&解説も聴かないので、誠に試合中静かである(笑)。おかげで選手の掛け声がよく届き、それはそれで愉しい。おそらく、今だけだと思うので「無観客」ならではの要素をこの期間中、皆さまにも愉しんでいただきたい。
「解説者」といえば、近ごろ発売された週刊ベースボール。恒例、野球評論家たちによる遅ればせながらの【順位予想】があった(※1)。そこにあったのは12名中、なんと8名までもがファイターズの最下位予想(苦笑)。‥‥いつぞやの中田の言葉を一部借りれば
あんまハム舐めとったらあかんでw
ひいき目なしにしても、ファイターズが今年、最下位のわけがない。 ‥優勝はなかったにしても?笑
伝統的に「評論家泣かせ」の顔を持つ。下馬評の低い年こそ真価を発揮する‥‥それがファイターズなのだ。おおかた最下位予想から逆襲に、乞うご期待だ。
《参考》
(※1)週刊ベースボール 2020年 06/22号 [雑誌]