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【徒然なるままに「晩秋」プロ野球談議「プロ野球」ここまで言って委員会143】メランコリー親父のやきう日誌 《2021年11月21日版》

オリックス東京ヤクルト日本シリーズ第1戦をテレビ視聴した。

中盤までは投手戦、終盤は両チームが点を取り合うといったスリリングな展開。「頂上決戦」に相応しい戦いぶりであった.......

 

 

かつてハムが出場していたときには、もう私もそればかりを気にしていて。勝敗以前に、いかに視聴者を愉しませられるか。幸い、当該年はすべての試合で全国中継でされており、あまり無様な試合は晒してほしくなかった。日本シリーズの舞台で惨敗なんか喫していたら、いい笑い者である。

 

勝者となった2006年と2016年はさておき、負けたその他のシリーズはどうだったのか。ともに読売相手に2勝4敗で敗れ去った2009、2012両年のシリーズは、各々試合内容も悪くなかったし、それなりに野球ファン方を満足させられた「自負」はある。問題は、中日とぶつかった2007年だ。

終戦で「完全試合」をやられるとは‥‥しかも山井大介相手に‥‥。

こちらはエースのダルビッシュ有を立てて、向こうは川上憲伸を温存。んで、谷間の山井。ハムファンの誰もが『きょうは頂き』と思っていたはず。それでいて、あの全国中継のなかでの公開処刑‥。ショックの大きさは計り知れなかった。他の試合もほとんど一方的だったし、ハムファンにとっては完全にトラウマ的なシリーズ。

 

 

話を今回のシリーズに戻すと、一時、勝ち越しのホームランを放ったヤクルトの主砲・村上宗隆。弱冠21歳にして、あの貫禄はなんだろう‥。体型だけ見たら、それこそ同期の清宮幸太郎とそんなに変わらないはずなのだが(苦笑)。しかも、打つだけではなく、(三塁)守備もいい。‥やはり、彼は「センス」があるのだろう。

こういうとき、何かと使い勝手の良いフレーズであるが、筆者はこれが嫌いだ。幼少の頃、野球チームに入りたくて親に懇願したら『あんたはセンスがない』と一蹴されたのを、未だに憶えている。‥いま振り返っても、正直、残念な親だ。

 

これはお子さんを持つ方々に言っておきたいのだが、たとえ「センス」がないのが事実であったのだとしても、物事を始める前から芽を摘んでしまう、そんな親だけにはなってほしくない。なにも大谷翔平みたいな選手になることだけが、すべてではないのだ。

野球を通じてチームワークの大切さを学んだり、協調性を身に付けられたりと、大人になってからも無駄にはならないものばかり。団体競技の素晴らしさが、ここにある。

 

‥なんて、またまた話が脱線してしまった。今一度、仕切り直そう。

 

 

◇1996年 VOL.2

 

今回のシリーズが6戦までもつれれば、舞台は京セラドームでなく、ほっともっと神戸に移るのだという。前回、25年前に故・仰木彬監督のもとオリックスが日本一となった思い出の地‥。これもまた不思議な巡り合わせである。

 

リーグ優勝を決めたときも、当時の名称「グリーンスタジアム神戸」で、相手は日ハム。まだそんなに偉ぶっていない頃の?イチローのサヨナラ打という、ファンには至極たまらない展開となった。

 

打たれたのは島崎毅、だった

仰木彬「夢実現」の方程式―野茂、イチローらを育てた男の実像

(C)amazon

 

前半戦の主役はハム。一昨年から6位、5位ときて上田利治体制2年目の1996年に「まさか」の快進撃。オフに大した補強もしておらず、ダイエーからトレードで獲得した下柳剛でさえも大して戦力にならなかったのに、前半戦を首位で折り返した。

これには驚きを隠せなかったけれど、若手主体のチームとあって凋落も著しかった。後半戦になって負けが込み、監督の途中休養もあって、最終的にはオリックスに水をあけられた。あげく、相手の胴上げまで目の前で見せられて、ジエンド。

その悔しさをバネにいつか跳ね返してくれると期待したら、2年後‥‥今度は後半戦だけで10ゲーム差をひっくり返された。

 

もう優勝など絶対にできないチームなのだと、この時さすがに思った。

 

 

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