白井一行氏。例の騒動より前に、だいぶ前から注目していた審判(笑)
理由はふたつ。ひとつは同姓同名の選手がかつて日ハムにいた点(漢字は異なる)。もうひとつは判定を不服とする東北楽天時代の高圧的な山崎武司の態度に対し、真正面から立ち向かった若き日の白井が好きだったこと。
いろいろ賛否両論あったようだけれど(9割「否」か)、ワシはよく行ったと思うよ。いま話題の令和の完全試合男・佐々木朗希に向かって『オイ、お前なんか文句あんのか?』※セリフは想像 なんて言えないでしょう?並みの審判なら。大部分のプロ野球ファンを敵に回す恐れも十分考えられたわけで。
そうしたリスクも承知のうえ、白井はマウンドまで歩み寄った‥。俺は決して誰にも媚びない! 的な強固な意志が、あの目ヂカラからも伝わってきたではないか。‥やっぱり彼みたいな審判は必要だよ。厳密には、彼のようなツンデレが野球界にも一人くらい居たほうが、おもしろくない?w
ようし、白井に勇気をもらったワシも日ハムファンから嫌われ覚悟でひとつ、ここは苦言を呈させてもらおう。
矛先は27日のオリックス戦、二度の好機で凡退した近藤健介‥。その前日からの試合を観ていても、相手の吉田正尚あたりは決めるべきところはしっかりと決める。くだんの2打席、たしかに近藤の打撃内容も悪いものではなかったけれど、得点圏でほしいのは内容よりも結果。ボテボテでもいいから一二塁間を抜ければいいのだ。よく「ケースバイケース」というが、吉田はそれに応じた打撃ができている。
打率自体は3割を超すもどこか物足りなさは残る
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気づけば得点圏打率5割超(.524)。対して近藤は27日時点で同.222と、他球団の主力選手と比べても群を抜いて低い。チームの借金が二桁10にまで触れ上がってしまったのは、軸となるべき男の「決め手」を欠く打撃とも、まったく無縁ではないと感じる。
‥言ってみれば、吉田クラスの選手と張れそうなのが唯一、ハムでは近藤だけであるということ。自然と要求も多くなるが、それに見合いそうな対価は、球団だってちゃんと払っている(約2.5億)。
BIGBOSSの勘ピューターによって、近藤のみならず今季は流動的な打順。‥今のところは冴えているように見える。事実、好打者・近藤の前に走者を貯めている場面は多いのだから。
したがって結局は選手次第。効果的な一打を増やして、BIGBOSSをもっと喜ばせたい。