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【「AI審判」の是非&不満続出?「ビッグボス流」新打線】「プロ野球」ここまで言って委員会241】メランコリー親父のやきう日誌 《2022年8月25日版》

ネットニュースのコメント欄を眺めていて意外だったのは、BIGBOSSがファンからも支持されていなかったこと――

 

 

まぁ、借金23もかかえたダントツの最下位‥。いくらなんでも負けすぎであり、彼らのフラストレーションが溜まっているのも容易に想像できる。手探りだった前半戦に負けが込むのはまだしも、情勢は後半戦になってなってもほとんど変わっていないのだから、むべなるかな。

 

24日のオリックス戦ではBIGBOSSが組んだと思しき「打順」に苦言を呈する者も多かった。チームでは比較的高打率を残している上川畑、近藤、松本剛を中軸から下位に編成。代わりに上位に組み込まれたのが郡拓也、万波中正といった面々。参考までに試合前時点での、彼らの打率をここに記せば

 

「1」郡 .132 「2」アルカンタラ .223 「3」万波.209 「4」古川裕.208

 

いかにもお寒い数字が並ぶ。このうち郡と万波は一度も出塁ができぬまま、途中交代を命ぜられている。最終回に本塁打も放った近藤が、走者を置かない先頭打者での場面で二度‥。BIGBOSSいわく『後ろの方で(ピッチャーを)精神的に疲れさせようかな』という、この新(珍)打線は機能せずに終わった。

 

さすがに筆者もやりすぎかとも感じたが、打順以上に不満に思うのは守備位置である。戦力層の薄さからポジションを固定できない‥と言ってしまえばそれまでだけれど、たとえば、もうほとんど「日替わり」のようなキャッチャー。扇の要であるこの箇所がコロコロ変わってしまっては落ち着かない。打撃に秀でた宇佐見真吾と、せいぜいもうひとり「二枚体制」くらいにすべきではないか。

野村佑希の故障もあったとはいえ、三塁を守らされたり一塁を守られたりの清宮幸太郎。‥ただでさえ守備に難のある選手。BIGBOSSが指摘した同日の捕球ミスも、たしかにプロなら捕ってほしいフライではあったが、そのあたりも少なからず影響していたのではないか。

 

打順も守備位置も「勝ちに行く」とされる来季は、もっと固定できるようになるといい。

 

www.nikkansports.com

 

 

◇AI審判導入に賛成?

 

1987年のパリーグ新人王レースは近鉄阿波野秀幸日本ハム西崎幸広の一騎打ち。ともに15勝をあげるハイレベルな争いとなった。が、蓋をあけてみたら阿波野の大勝‥。選考を担う記者たちの「ウケ」が阿波野の方がよかっただとか、あらぬ憶測を呼んだ。

真相は定かでないが、でも、やはり人間がやる(選ぶ)ことだから、そういった心理が働くこともあるかもしれない。このケースよりアカラサマだったのが、1981年に沢村賞を逃した江川卓。やはり巨人入団の経緯から記者に嫌われていた江川に、票数は集まらなかった。リーグ最多の20完投、投手部門三冠に輝きながら、である。本件をキッカケに同賞の選考基準が変わったとされている。

 

同年の沢村賞は江川の同僚・西本聖の手に

BBM2004 剛腕列伝 ゴールデンアームズ レギュラーカード No.53 江川卓

(C)amazon

 

そんなコトがふと脳裏をよぎったのは18日の東北楽天戦、伊藤大海の投球を観て。

ストライクゾーンのボールがことごとくボールの判定。‥以前より、どちらかといえば判りやすく態度に出てしまう投手なだけに、審判団の印象があまりよくなかった可能性もある(あくまで私見

 

審判だって人間だもの。佐々木朗希に食ってかかったアノ審判の例を挙げるまでもなくw、そのようなこともあるだろう。したがって、MLBで早ければ来年からの導入が検討されている、そこに一切の感情が働かぬ「AI審判」の方に、いささか傾いてしまった。

むろん、生活がかかっているのは投手だけでなく、コレが実現されれば審判の雇用も奪ってしまう。万人に肯定されないのは理解している。

 

投手は常にマウンド上で冷静な振舞いを心がけ、審判は公平かつ正確なジャッジが可能なら現行のままで何も問題はない。はたして日本でも「AI審判」が実現する日がやってくるのか。‥先行するであろうMLBでの在り方に、ぜひ注視したい。

 

 

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