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【2022「北海道日本ハム」敗因を探る VOL.3「プロ野球」ここまで言って委員会245】メランコリー親父のやきう日誌 《2022年9月08日版》

お立ち台にあがった万波の口から「田中幸雄」の名が出たときには驚いた。田中氏とは指導者としても交わっておらず、世代的に氏の現役時代は知らないはずなのだが、YouTubeなどで視たことはあったかもしれない。

 

現役晩年はファーストでの出場が多かった。それはそれで絵になっていたけれども、筆者の世代からすると、不動の遊撃手。大柄で筋骨隆々な田中がショートを守っていたのだから目立っていた。

この田中から受け継がれ、長く同ポジションを守っていたのは金子誠であり、中島卓也といったあたりの選手。先人ほど「大型」ではないが、両者とも長身かつスリムである金子誠も、20代の頃は痩せていた笑)

こうした系譜から明らかに逸脱するのが、身長167センチ‥にわかに新人王候補にも挙げられている、上川畑大悟。今季ショートを守る機会も多い彼を今、とても気に入っている。

 

やはり、身長が170センチにも満たなかった昭和時代の名遊撃手、吉田義男阪神)がかつて「牛若丸」と呼ばれていたという。俊敏華麗な守りを見せることが由来だそうだが、さながら上川畑は「令和の牛若丸」といったところ。堅い守りで投手とチームをここまで幾度も救わっている。

彼のような選手を、日本ハムではあまり目にしたことがなかった。しいて言うなら田中と金子誠時代の狭間にいた、奈良原浩がいちばん近いだろうか。守りで銭を取れる選手、守りで観客を魅了できる選手‥。

それでいて上川畑は打てる。二遊間をこなしながら2割8分前後の打率は上等。打撃に関しては今後壁にぶつかることあるだろうが、スランプのないと言われる守りを前面に押し出し「正遊撃手」にまで上りつめていただきたいと思う。

 

ハム在籍時の奈良原。ちなみ身体のサイズは上川畑とほぼ同じ

BBM1998 ベースボールカード レギュラーカード No.459 奈良原浩

(C)amazon

 

 

◇即戦力か?ロマンか?

 

甲子園でのプレイを観て、高松商の浅野翔吾選手にビッグボスが惚れこんでいたという.......

 

それで、即ドライチ候補と口にしてしまうのがビッグボスらしい(苦笑)。だが、後の報道では巨人の指名も囁かれていたし、彼がドライチ級の好素材であるのはまず間違いなさそうだ。

 

1ファンの見解とすれば、高校生しかも野手の最上位指名は懐疑的。たしかに「打てる野手」は補強ポイントではあるが、彼が即一軍で通用するとは思えない。

日本ハムは昨年のドラフト会議で有薗直輝と坂口樂、ふたりの高校生野手を指名した。豪快なスイングで「モノがちがう」のは、素人目にも解かった。しかし、そんな彼らも一軍では通用しなかった。これが「高卒野手」の現実である。

 

日ハムで言うなら淺間大基、まぁ清宮幸太郎あたりは一年目から「通用した」となりそうだけれど、その後の彼らは思うような成長曲線を描けていない。このあたりも「高卒野手」は難しい。ただただ弱い今の日ハムにジックリ育成に時間をかけられる余裕もなく、有望な球児を預かると思えば、あまり無責任な指名もできない。

 

そもそも、これは昨年のドラフト直後にも書いたのだが、もうファンが待てない。今季含めたら4年連続のBクラスが濃厚で、悠長にいつまでも待ってくれると、球団も思わないでほしい。プロは「勝ってナンボ」の世界。負け続ければファンは離れていくのが世の常なのだ。‥ここまで耐え忍んできたファンのためにも、いいかげん結果を出さないと。

 

risingham.hatenadiary.com

 

 

よって、筆者は分かりやすいくらい超コッテコテな即戦力思考(笑)

以前読んだスポニチによれば日大の二刀流左腕・矢澤宏太選手は投げてはモイネロ級、打っては阪神の近本級だという。こんな高評価に揺らがないハムファンは今いないw

 

コロナ下にあって新外国人はアテできず、FA選手云々もビッグボスの単なる妄想の類だとすればドラフト補強は絶対案件だ。

 

 

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