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【プロ野球とめぐる時代&金子千尋「プロ野球」ここまで言って委員会261】メランコリー親父のやきう日誌 《2022年10月18日版》

最近テレビCMにも出ている中島みゆきの名曲【時代】。この歌じゃないけれども巡る巡る、時代はめぐっているのだなと.......

 

 

筆者がガキの頃、1980年代から90年代ごろにかけて。西武の黄金時代があったとはいえ、ロッテや日本ハムの優勝など夢のまた夢の時代。とりわけ後者は、前半2位に10ゲーム差近く離して優勝ができなかったりと散々。このチームはもう一生優勝できないのだろうと。‥若くしてそうワシに悟らせたハムも、なかなか大したタマだ(笑)

 

そんな日ハムもロッテも、21世紀になって優勝を果たした。戦力均衡に重きを置き出したドラフトの力も大きいが、待っていれば、こうしてかつての弱小だったチームも優勝できる時代が来るのだから感慨深い。栄華が永遠に続かないのと同様、零落の時代も、ずっとは続かないのである。

 

それが今季のオリックスの優勝で、またあらためて身に染みた次第。イチロー失き00年代以降、弱きを極めたオリックスが、まさか連覇とは‥。いちばん喜んでいるのは宮内義彦オーナーではないか。めげずに球団を持ち続けてよかったと(笑)

 

いずれまたファイターズにも黄金時代が巡ってきますか?

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沢村賞投手が退団

 

金子千尋(38)がチームから離れることになった。報道によればハム側は投手コーチ就任を要請したというが、それを断って今後、他球団で現役を目指していくとのこと。

 

昨年にも記した憶えはあるが、移籍したハムが低迷を続けるなか、前所属のオリックスが強くなってゆく過程を、一体どんな想いで見つめていたのだろう。

 

佳境を迎えたペナントレースソフトバンクとのマッチレースの様相を見せる中継のなかで頻りに言われていた、オリックス「2014年の悔しさを知る男」の一人である。『優勝を味わってみたかった』と移籍してきたハムでの4年間、5位が3年と最下位が1年‥。これでは孤軍奮闘したオリックス時代と何ら変わりはなかった。

 

むろん、自身が戦力としてうまく機能できなかった歯がゆさもある。千尋を「壱大」と改名し、変化を求めたハムでのオープナー起用(頭・ショートリリーフ含む)が成功したとは言い難い。リリーフは、本人の希望だったとされるが、ほぼ先発を担った移籍初年度の2019年は8勝。‥本人の意志とは裏腹に、沢村賞投手であるこの男はやはり「先発型」だったのかもしれない。

 

このところの金子で憶えいてたのは某解説者からの発言。いつまでも力に頼る投球ではなく、そろそろ歳相応な投球スタイルに変えていって欲しい云々。いわゆる「技巧派」投手への転身を指していたのだと思う。

多彩な球種を操る金子のこと。たしかに、それでも通用はしただろうが、元来「本格派」のプライドがそれを許さなかったのか。若手捕手のサインに対し執拗に首を横に振る姿に、彼の我の強さを見た。

 

あくまで現役一本。このままでは終われない‥ 俺も優勝に貢献したい‥。金子千尋の終わりなき旅。

 

 

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