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【電撃「トレード加入」山田遥楓&(秘)最恐打者論「プロ野球」ここまで言って委員会267】メランコリー親父のやきう日誌 《2022年11月03日版》

来季に向けて視界良好だ――

 

 

といっても地味な戦力補強を繰り返す自軍に向けられたものではなく。リーグを代表する千賀滉大、吉田正尚のメジャー挑戦を受けて。いわゆる他力本願というやつ(苦笑)

とりわけ吉田である。シーズン中も幾度か語ってきたが、ファイターズは今年も彼にやられまくった。対戦打率はカード別最高の.452。あたった試合数は21と、リーグではもっとも少なかったのに、最多の22打点をたたき出している。出塁率にいたっては驚異の.495だ。2打席に一回は出塁を許し、一試合にかならず1打点以上あげる換算。もう手の打ちようがなかった。

 

努力はしている。先の日本シリーズで観られた、極端な「吉田シフト」の先駆けはファイターズ。その東京ヤクルト投手陣は1割台に封じ、一定の効果はあったように思えたが、先駆者であるファイターズは昨季も.344と、けっきょく打ち込まれていた。大して成果はなかったとシフトを止めたら、今シーズンはもっとひどい目にあった。

 

いったいどうすればマサタカを抑えられるのか‥‥ファイターズ側にいる人間が数年来かかえていた由々しき問題であり、この事態から「他力」ながらようやく解放されるのだと思うと、オリックスファンには失礼ながらウキウキとしてしまう。

 

近い将来主砲とともにエースの流出も予想されるが.....

吉田正尚 山本由伸 山岡泰輔 2021年 ボブルヘッド 3個セット オリックスバファローズ

(C)amazon

 

 

それにしても、この吉田という選手‥。ワシも30年以上プロ野球を観てきているけれど、同期間中、パ・リーグではナンバーワンかもしれない。

たとえば長年バットマンレースを張った柳田悠岐と比べると格段に三振が少ない。穴らしい穴がないうえ、長打力も兼ね備えている。この点でイチローよりも上。ホームランが少ない分、無走者のケースなどでイチローに怖さはなかった。

「近い」のは率も残せて長打もある小笠原道大だけれど、吉田のような勝負強さがなかった。日本シリーズの打率が1割台でも、一振りで決着をつけられる勝負強さ。‥残した成績以上に「印象的な一本」をなかなか挙げられないのが小笠原。平成唯一の三冠王松中信彦あたりもイイ線はいっているが、当時は「飛ぶボール」だったうえにパ・リーグの各投手が軟弱すぎたのも、背景にはあったろう。

したがって、総合的に吉田。‥決して日ハムが打たれまくっていたからとかではなくて(笑)。ある意味「お墨付き」なのだから、やるからにはメジャーで成功してほしいが。

 

 

◇歓迎?山田遥楓くん

 

粛々と戦力外通告が行われていたなか、またも日ハム発のトレード情報が舞い込んできた。

 

www.nikkansports.com

 

 

これには珍しくテンションが上がった。ハルカちゃんがふたり(+根本)になるからではなく、少し前から山田が気になっていた。このあたりの詳細は以前にも記したので割愛するけれども、今オフのトレードが「決定的」となっていた。

その受け入れ先がハムだったというのが、実にエモい(笑)。週刊文春を愛読する筆者など『ハムやるじゃん』そう拍手喝采したほどだ(笑)。いっそ同誌面を賑わせていた坂本〇人、中村〇成も集めてコンプリートすればいい。

 

‥まぁそれは質の悪いジョークとして、先の騒動?は山田自身に問題があったわけではない。報道によれば身内が起こしたものとされている。それが事実なら埼玉西武に居づらかったのは確かで、気兼ねなくハムで伸び伸びプレイしてほしい。明るい彼は、今のチームカラーに合っていそう気もする。「杉谷の代わり」なんかではなく戦力として期待したい。

 

 

risingham.hatenadiary.com

 

また交換相手が佐藤龍世だったのも傑作。西武からの流れで今季のホワイトブルーの新ユニフォームが似合っていたのに、出戻りとは‥。両軍ファンが意表突かれた。

ただ「兆候」がなかったわけでもなく、先の練習試合での気を抜いたプレイが新庄監督の怒りを買っていた。それからまもなくしてトレードとは、ボスおそるべし。

 

1年半というわずかな在籍期間。今季はファーム暮らしも長かったし、彼の人間性やらまでは分からないが、西武時代に仲がよかったとされている森友哉と同系の、少しヤンチャな匂いがした。まして今季のビッグボス体制となってから輪をかけて異質に映ったのは確か。文字どおり「古巣」に戻れるのは彼にとってもいい機会だと思う。

 

個人的には9回2死から「ノーノ―阻止」のヒットを放ち、チームを救った7月のオリックス戦が思い出深い。

 

 

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