センテンス・オータム

ディープ・マニアック・鋭く「DMS」 様々なアレについて... (シーズン中は野球ネタ多し)

【トレード雑感&新庄剛志と阪神タイガース「プロ野球」ここまで言って委員会273】メランコリー親父のやきう日誌 《2022年11月17日版》

プロ野球ファンに衝撃を与えた(?)阿部寿樹×涌井秀章トレード報道――

 

 

ともに一軍主力クラスの選手。若返りを目指すのに36歳のピッチャーを獲得?‥だとか、中日楽天両球団のファンを中心に賛否を巻き起こしているようだけれど、外野視点で羨ましかった。これくらい思いきったトレードでなければチームは変わらないよ、と。

一種のショック療法だ。特に中日は今季セ・リーグ最下位に沈んでいるわけだし、改革を押し進める必要があった。そこに涌井の加入‥。ここ2年ほど故障がちでフルシーズン投げられなかったが、ローテを任せられるだけの力をこの男は持っている。

ふと中日の投手陣容を眺めれば、大野雄大と柳裕也の左右の二本柱。侍ジャパンにも選出された高橋宏斗に今シーズン二桁勝利をあげた小笠原慎之介と先発の頭数は揃っており、(ベテランが多かった楽天投手陣と比べ)年齢的なバランスもいい。おまけに中日は中継ぎ抑えも強固だ。これだけの投手力を有していて、なぜ最下位だったのか。‥まぁ、すべて計算通りにはいかないのが野球である。パ・リーグ一筋で来た涌井の加入が何某の変化を中日にもたらすのか。楽天入りした阿部よりも、個人的には注目している。

 

翻ってハムである。31年ぶりとなる交換トレード3件以上断行と、こちらも変化の意欲は窺える。今後もありそうな匂いをプンプンと漂わせているが、肝心なのは「回数」よりもその中身だ。

どうも小粒感が否めない‥ といったら語弊があるかもだけど、この選手が入ったから劇的にチームが変わりそう‥ 正直、これまでのトレードではそんな感じがしない。ただ小さな傷を埋めているだけの印象。かつての大田泰示の成功例もあって、あるいは発展途上選手の「大化け」の可能性にかけているのか。

筆者がいちばん思ったのは、阪神から加わった齋藤友貴哉とオリックスから加わった齋藤網記。一軍での成績は芳しいものではないが、両投手ともに やったら男前(笑)。イケメン「W齋藤」で売り出すつもりなのか。昔の観客不入り時代のハムだったらいかにもやりそうだ。まぁある意味、ハムらしい人選ではあった。

 

『全部投げたいです』がかわいい?


www.youtube.com

 

 

トレードではないが、八木裕の一軍打撃コーチ就任。

これは別の視点で良かった。‥というのは新庄監督が「阪神人脈」を活用した点。ワシが観たかぎりでは亀山努と、同じ阪神からハムに渡った坪井智哉と親しそうに話しているのを目にしたくらいで、日本球界復帰後は、とんと元阪神選手との交流がないように映った。

YouTubeでは同僚だったはずの藪恵一からは応援するふうでもなく、えらい言われ方をされ、監督就任前に行った阪神のキャンプ取材では、表向きは『スタンドからの方が外野のポジショニングが観やすい』とのことだったが、選手や監督に直接取材をしたようでもなく(これは当人がコロナ下を考慮した可能性もあるが)、インタビューを行えたのは、これまた元ハムの糸井嘉男だけであった。

 

それら一連の新庄氏への処遇を鑑み、阪神現役時代は相当浮いた存在だったのではないか?と。たしかに藤田平監督との確執によって突発的に「引退宣言」をしたり、そうした要素はあった。くわえて女性にモテ、派手な言動などから他選手からのヤッカミもあっただろう。引退後も、画面上で交流が見られた球界関係者は最後に現役生活を「謳歌」した、ほとんど元ハムの選手たちである。

 

ゆえに、今回「元虎」の八木裕がハムに力を貸してくれるというのは感慨深くもあり、嬉しい誤算でもあったというか‥。元祖「代打の神様」には、自身やボスのような勝負強い選手の育成をお願いしたい。

 

 

にほんブログ村 ニュースブログ トレンドニュースへ