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【「オールスター戦」監督の思惑?&強打ハム「プロ野球」ここまで言って委員会346】メランコリー親父のやきう日誌 《2023年7月06日版》

昨年目にした武者陵司著【日経平均は4万円になる!】という本(※1)。バブル時の最高値が3万8000円台であって、当時は『んなアホな』そう流し読んでいたのだが‥。時を経た2023年、それに迫らんとばかり日本の株価はうなぎ上りである。

もちろん今後どうなっていくのかは不透明だが、言ってみれば今は株を保有しているだけで儲かる状態。当該本で推されていた東洋紡《3101》を筆者は高値掴みしてしまい、しばらく後悔していたのだけれどw、ここにきてこちらもプラスに転じてきた。

 

元来「文系」のはずのワシが数字を眺めていて愉しいのは、ファイターズ野手陣の成績も一緒。万波中正はオールスター前にして、ほぼ全部門でキャリアハイを記録。この数字をどこまで伸ばしていくのか、実に興味深い事柄である。少々マニアックなところで、清宮幸太郎は今季の高打率によって(5日現在.299)、通算打率を昨シーズンから 1分も引き上げている。‥といってもまだ2割1分台なのだけれどもw とまれ現在の日本の景気同様ファイターズ野手陣の「伸びしろ」はタップリだ。

 

一方で若干悩ましき事態なのは「使える」野手が溢れかえっている点。マスクを被らない日のアリエル・マルティネスは一塁なりDHで使いたいのだが、調子を上げ始めた野村佑希が一塁にいて、DHには中日から移籍の郡司裕也がいる‥。打撃好調の後者はあそこまで打つと、さすがに外せない。

なんとも嬉しい誤算だが、本をただせば、特別打っていないわけでもなかったアレン・ハンソン、福田光輝が今は二軍にいて、なにげ気づかぬうちに一軍の壁は相当に厚くなっている。新戦力の山田遥楓も二軍で5割以上打って、ようやく一軍に引き上げられた。五十幡、淺間も変わらぬ打棒を見せ、快気した今川優馬すら上がってこられるか分からない状態。‥この選手層なら今季中のCS進出も、決して夢物語ではない。

 

(C)amazon 谷内の代わり。元気印も貴重な戦力に?

BBM2021 西武ライオンズ レギュラーカード No.L50 山田遥楓

 

話題は変わってオールスター関連。現時点で判明しているのは投手枠から加藤貴之と田中正義が初選出で、上沢直之が三度目。捕手枠でマルティネス、野手では他に松本剛と万波中正が選ばれた。とりわけ昨年ケガで出場が叶わなかった松本剛と、ハムに移籍してきて眠っていた才能を一気に開花させた田中正の出場は喜ばしい。

意外にも「初」の加藤貴。今季は本調子ではないながらも、ビッグゲームで投げるのは久々だろうから大いに名前を売ってもらいたい。一方で物議を醸しているのが、WBC組の不選出だ。

春先からの疲労を考慮した、という全パを率いる中嶋聡監督の意向は分からんでもない。ただ、山本由伸にいたってはファン投票1位の佐々木朗希と極めて僅差であったし、彼を観たかったファンも大勢いたはず‥。二枚看板、宮城大弥にかんしても安定した投球をしていて、ぶっちゃけ成績自体は今季の加藤貴よりも上なんである。

‥ワシが若干穏やかでないのはその両投手が、球宴明けでいきなり当たるファイターズ戦にぶつけてくることも十分考えられるわけで‥‥。オールスターで投げる加藤貴、オリックスキラーの上沢が来ないのを承知の上でなのだとしたら一層タチ悪いが、そうではないと思いたい(苦笑)

 

しかしながら類似な件は以前にもあって、自軍の好投手をオールスターに出さなかった全パを率いる西武の森監督を、リーグ戦で競っていた近鉄仰木彬監督が猛烈に抗議したシーンが思い出される。このときは何らかのペナルティを西武側に科されたはずだが、今回はそこまで悪質ではなく、中嶋監督の意向を汲めば同情の余地はあるだろう。苦戦が予想されるファイターズ打線の奮起と意地に期待したい。

 

《参考》

(※1)日経平均は4万円になる! (宝島社新書)

 

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