来月11日に送られる、フジテレビ系「世にも奇妙な物語」。
これに、草彅剛が11年ぶりに登場する――
当時はまだSMAPに在籍していた頃。メンバー全員が主演を務めた回なんてのも以前にあったが、比較的、同番組と草彅は相性がいい。つまりは アタリ作品が多い。
とりわけ2000年春【銃男】は傑作。従来、コメディ調の作品はあまり好いていなかった。しかし、この作品にかんしては「起承転結」が素晴らしくよくできており、何度観てもオチの持っていき方に唸ってしまう。
一転してシリアスな営業マン役を演じていた、SMAPの特別編【13番目の客】。こちらは何ともいえないラストだったけれど、奇妙ワールド全開で忘れがたき作品。上記2作品を持っているだけで草彅剛が他を圧倒している。それでも「しいて」以外のメンバーで良作を挙げるとするなら......
◇中居正広
【不定期バスの客】◎【23歳の老人】△
◇木村拓哉
【パパラッチ】◎【BLACK ROOM】〇
◇香取慎吾
【水を預かる】△
‥あたりだろうか。ちなみに木村拓哉だけが唯一、レギュラー放送時代の作品(1992年【言葉のない部屋】)にも出演を果たしている。
ついでと言ってはナンだが今秋、その草彅と共演する江口洋介も「奇」と相性は良き。依頼主に成り変わって突然「父親」になった【ホーム、スイートホーム】も、存分に奇妙な余韻を残してくれていたし、東野圭吾が原作の【厭な扉】では、衝撃の?ホームレス風な姿を披露。老獪な笹野高史との掛け合いも見応えあった。
今後も不定期で、出演者や作品自体にかんするウンチクなどを語っていく。