センテンス・オータム

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【杜の都で最高に光って見えた「Fs」2選手】 エースのやきう日誌 《2019年5月14日版》

関東住みの筆者に、北海道に在る札幌ドームという戦場はお気軽に行ける距離でもないため、野球中継を観るシーンが圧倒的に多い。その場合、できるかぎり始めから観戦するのを心がけている。したがって、試合終了までの3~4時間ほど‥‥画面を見ているだけの状態が、ずっと続くわけで。

ワーワー騒ぐわけでもなく、一人ただジッと戦況を見守っている様は、もし自分という人間を守護霊のごとく客観的に覗けるとしたら、だいぶ「シュール」なのではないか。‥ふと、そんなコトを感じた昼下がり。きょうは仙台での一戦を見届けた。

 

 

スコア「13-1」で、ファイターズが圧勝。先発・有原航平が8回1失点で先発の役目を果たし、打線も、面白いように繋がった。個人的には今シーズン「ベスト」と言える試合内容。

しかし、それだけならヤフーニュース等で結果を知った者なら誰だって言える(書ける)。最後まで“見届けた”者の責務として、おそらくニュースにはならないであろう選手を、皆さま方に知らせておきたい。

 

 

北海道日本ハムファイターズ 2019年 ユニフォーム サイズフリー

 

 

ふたりの野手が攻守で輝いていた。まず、先日一軍に昇格したばかりの 石井一成。大量得点の口火を切った、8回の1号ツーランは圧巻。低い弾道のまま、ライトスタンドに突き刺した。バッティングセンスは、やはり高いものがある。

課題とされていた守備でも、きょうは不慣れな三塁のポジションに就き、ノーミス。ライン際に飛んだ、バウンドの難しいゴロをさばくシーンも見られるなど、安定していた。

 

そして、もうひとりが 渡邉諒。打撃面で成長ぶりが著しく、この日も2安打1四球2打点の活躍。連日のマルチ安打で、打率も3割間近だが、今季は四球の多さにも注目したい。計16四球、さらに4死球(いずれも14日現在)とあって、出塁率は優に4割を超えている。好調の要因は、この辺りにもありそうだ。

守備の方では、二遊間への強烈なゴロを併殺に仕留め、制球が不安定だった有原を救う場面も。終始「名手」を思わせる機敏な動きに『セカンドのポジションはもう誰にも渡さない』そんな彼の強い意志が窺えるようだった。石井といい、こういった動きを立て続けに見せてくれると、しばらく継続して使ってみたくなる。

 

 

王柏融の一軍復帰もあり、途中出場だった谷口雄也は“きっちり”タイムリーを放って2打点。本来、杉谷や清水は代打要員といったタイプでもないし、打力もある谷口・田中賢介あたりがベンチに控えている布陣なら、試合終盤なお心強い。

ファームでは清宮幸太郎が実戦復帰を果たした。先日、実に2014年以来という近藤健介がサードのポジションに就いたのは、その先を見据えていたのか。‥いずれにせよ、若手選手の急成長と故障者が本格的に戻ってくれば、春先の貧打から一転。ファイターズは「打」のチームに変貌を遂げるかもしれない。 今後が楽しみだ。

 

 

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