言わずと知れた、平成時代に流行ったPUFFYの代表曲だが、それを地で行くバイプレーヤーたちの躍動。
25日から埼玉地区で行われた連戦に、ファイターズは1敗1分け‥。下位チーム相手に苦杯を嘗めた格好であるが、連敗スレスレなところまでいったことを考慮したら御の字だ。
26日、チームを守備で救ってくれたのが、五十幡亮汰。12回2死1、2塁から松原聖弥がレフトへ放った頭上を越そうかという打球を、ヘッドスライディングのような形でスーパーキャッチ。‥あの一瞬、移籍直後の松原がすぐさまヒーローとなる、まぁありがちな筋書きがよぎってしまった。でも実際、関係者10人が観ていたら9人は敗戦を覚悟したであろう。気分はさながら地獄からの生還‥。アレでチームが勝利していたら、歓喜はいっそう一入だったけれども(笑)
勝てなかったが、当日、五十幡自身は仕事を完ぺきにこなした。たとえチームの成績が悪くても、そこさえ厳守していれば己の給料が下がることはない、プロ選手にとって大事なこと。当該守備は言うまでもなく代走として出場し、要警戒されるなかで難なく盗塁を決めた。これこそが現状、五十幡亮汰の生きる道 である。
他に、地味に筆者が目を奪われたのは、中継ぎで登板した宮西尚生。コースを丹念に突く投球、延長回で対峙したライオンズ上位打線を無失点に封じる。‥往時のスピードは影を潜め、ストレートの球速は最速でも130キロ台前半だったが、まだまだやれる。それを補うだけの経験と業が、宮西にはある。今後もますます「左封じ」を任したい所存。
ここより前記事からの続き。
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