筆者が住んでいる地域では「緊急事態宣言」がまだ解除されていない。いずれそう遠くないうちに解除されるのだろうが、特段事業者でもない自分が、より気にかけているのは人々のココロの方である。
マスクをしていない人に対しては、まず近寄らない。一般社会にも浸透し始めたこの「風潮」も大いに怖いが、ノーマスクの方だって、大いに言い分はあろう。
そもそもマスクがどこにも売っていない。皆が皆マスクを「自作」できるほど器用な人ではないのだし、手に入らないものをどうしろというのか。頼みの?アベノマスク。噂のアレも、筆者の居住区では未だ送られてこず、そういえば「10万円」の話も進展している気配すらない。‥ない!ない!ない! って、シブがき隊の唄か。誠に厭な世の中である。
あながち冗談でもなく、首都・東京で今いちばん安全なのは「東京拘置所」かと思っていた。完全隔離された環境の中、外部との接触も必要最小限に制限。職員以外、同地の「住人」である彼らは、ウイルスからも守られている。
そのうえ、先述「10万円」の給付対象にもなるという(※1)。一般の方と比べ、比較的簡易な手続きで済み、口座を持っていない人には現金書留で対応する。‥まさに、至れり尽くせりといった塩梅。いちおう身元がハッキリしていて、曲がりなりにも「住所」があるからなのだが、それで割を食うのは「ホームレス」の方々である(筆者注:住民基本台帳に記録されているのが給付の条件)。
むしろ一刻もはやく現金を手にしたいのは、路上生活者たちの方だろう。どんな形であれ、彼らにもきちんと「10万円」が行き届けば良いが。
直近の週刊新潮に『政府による保証なしの自粛要請で、最悪27万人が自殺に追い込まれる』というショッキングな記事。前項にあった「とんかつ屋」店主、焼身自殺の記事も痛ましい。以前目にした、とある書籍によれば、そうした死に方を選ぶ人は『何らかのメッセージ性を持つ者が多い』のだそう。‥たしかに、生前の店主も政府らに言いたいことは山ほどあっただろう。自らが犠牲になってまで、訴えたかったこと。コロナウイルスに罹患して亡くなった方と同等に、店主の死をもっと厳粛に受け止めなければならない。
同じく週刊新潮から【「金正恩」死亡なら妹「金与正」体制でどうなる拉致問題】。少しの前の記事で(※2)、この頃は未だ安否が判っていなかった。世界中がコロナで混沌としている最中、突如湧き出た金正恩「死亡説」。どうやら彼の生存自体は確認できたようだが、依然「重篤説」は燻り続けている――
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金与正(キム・ヨジョン)というのは、言わずもがな金正恩の実妹である。近年、カメラの前でもその姿をよく晒している。一見細面の美人で、おとなり大韓民国でも、支持者は多いらしい。
DNAなのか良い生活をしているのか定かではないが「太鼓腹」一族にあって、あのスリムな体型を維持できているのには感心する。どのみち危険に晒されるのなら、ビジュアル的に兄よりは‥‥というのは、さすがに不謹慎か。‥むろん、仮に「トップ」が女性になったからといって安心はできないと、新潮の記事にも書いてある。
《参考》