センテンス・オータム

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【あつまれメンヘラ?「世にも奇妙な物語」特別編 】エースのドラマ日誌 《2020年6月06日版》

メンヘラって好きなんだよねぇ.......

 

 

女の子は、少しくらい「メンヘラ」の方がかわいい。‥‥って私、このネット用語は女子だけに用いるものと思っていたら、どうも違うようだ。メンヘラは男女共通。‥でも心なし、女子のパターンが多い、気もしていた。

いちおう、メンヘラのイメージとしては、少し精神を病んでいたり、ちょっと変わった「不思議ちゃん」のような人を指す。タレントでいうなら、かつての小倉優子とかがその類だろう。

筆者がコレを知ったのは、昔あさっていた某出会い系サイトの、実況系掲示板。アポ取りに成功した男たちが出会った女の感想を隙を見て報告してくれるのだが、そこで度々「メンヘラ」の文字が躍った(笑)

 

不思議と言えば奇妙? ‥相性バッチリの「世にも奇妙な物語」内にも数多くのメンヘラ女子、あるいは老女がいた。今回はその中でも選りすぐりの異常者‥もとい、オンナたちを紹介してみよう。ネタバレ注意。

 

 

File1.戸田恵梨香 【これ‥‥見て‥‥】

 

怖いメン女。彼女の役柄はいわゆるストーカーの一種だったが、最終盤、スイッチが入ったように「豹変」する彼女が見もの。対峙するオンナに『この女(ひと)‥‥変!』とまで言わせた、その様子は明らかに病的である。

この作品には、実、戸田よりも言及したいコトがあった。「恋人」役の向井理について。いくら相手がメン女とはいえ、あなたは男。あの怯え方はないだろうと‥。それになぜ、ひと気と逃げ道のない深夜帯の図書館に、自ら出向く? 他に幾らでも行き場はあったろう。あまりに無計画な行動は、弁護士の卵らしからぬ初歩的かつ致命的なミス。結果、戸田さまを、ますます怒らせてしまい‥‥

 

 

File2.仲間由紀恵 【スウィート・メモリー

 

「妄想」オンナも沢山いたけれど、決定版は劇中のコイツか。この世にいる全ての者を、自己流に「美化」させてしまう。そう、己の容貌までも。

自分が脳内で作り上げた美しいお顔が仲間由紀恵サンだったという、まぁ同情すべきメン女ではある。彼女の「目線」で見れば、私も、佐藤健あたりになるのだろうか。光栄だ。

種明かしするラストまで、仲間サン(完璧美女)に成りきっていたのが、イーちゃん(マリア)。演出の都合上「100%ブス」の役どころを宛てがわれた彼女にグッドラック。

 

 

File3.増田未亜 【黒魔術】

 

本記事では彼女のみ「主演」ではないが、そのヤバさ・イカレっぷりからメン女の称号を与えぬわけにいかない。

高嶋政伸の新妻役。動物好きで心優しく、それでいてちょっとドジなところもある愛らしいメンヘラ‥‥では終わらなかった。残念ながら。やはり、最後に「本性」を覗かせるのだけれど、その伏線というか、元を辿っていくと背筋が凍るようなシーンが随所で見受けられる。

夫婦になりながら夫に避妊を要求し続けていたのも、おそらくそのため。‥となると、これは結婚前から練られた、明らかに計画的な殺人であり――。高嶋弟はこんな縁起でもない役柄を引き受けてしまったばかりに、最初の結婚うまくいかなかったんじゃないか?

 

元アイドル

Mia X More―増田未亜写真集

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File4.南果歩 【ラブチェアー】

 

他人に危害を加えるストーカー兼著しい妄想癖も携える、危険度大のメンヘラ。

でも、筆者自身は劇中の彼女が超理想。だって彼女の言う事さえ聴いていれば、(夫は)家でおとなしく小説を書いているだけいいのだから。‥なんとなくイメージがつかめただろうか。

つまり、彼女は和製・ミザリーのようなタイプ。ただし、本家より数段美人にしたバージョン(笑)

 

 

File5.水野真紀 【テレパシー・ラブ】

 

こちらも南果歩と同じで、かなり危険度が高いタイプ。病み系。自分は「テレパシー」の能力を有しているのだと、信じて疑わない。どんな人間を前にしても全く動揺の色を見せず、実に堂々した受け応えと振る舞い。‥さすが大手企業?でOLしているだけはある。わりとイケているメンヘラだ。

 

 

File6.賀来千香子 【23分間の奇跡】

 

「目の奥が笑っていない」などという表現がよくなされるけれど、まさしく彼女がそう。洗脳系メンヘラ。

放送当時は何のこっちゃ内容がよく理解できなかった。‥昨今はインターネットの普及によって、より「地上の楽園」の実態が詳らかとなり、作中、賀来先生の『指導者さま』等々の発言が、また違って見えてくる。

 

 

File7.菅野美穂 【私は、女優】

 

菅野嬢自身が少し「そういう気」があるからなのか、メンヘラチックな役柄が当てられる。夢ばかり見る【望みの夢】も捨てがたいが、異常さが際立ったのは、自分を女優と思い込む、こちらの作品だろう。

第一、すでに精神に疾患をかかえた女性がオール・妄想で創りあげた世界である。相当異様だ。これを超えるメンヘラ模様には、なかなか出合えないと思う。

 

 

復讐の鬼・愛を捨てる

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◇番外編【草村礼子佐々木すみ江

 

悪名高い【おばあちゃん】で、おばあちゃん役を演じたのが草村礼子氏。劇中では管に繋がれてか細く、ずいぶんと痛々しい姿だったけれども、放送当時は、まだ60歳前後だったはず。‥たしかに、自己チューの憎らしい役柄ではあったが、彼女自身をそんなに恨まないであげてほしい(苦笑)

 

佐々木すみ江さんという方は、昨年病気で亡くなった。世にも奇妙では【ゴミ女】に出演、一癖あるゴミ屋敷の主を演じている。その当時ワイドショーなどで頻りに取り上げれられていた「片づけられない女」と思いきや、そこは奇妙作品で、味のある芝居で主役に負けぬ存在感を発揮。

またひとり、惜しい役者を失くしてしまった 《了》

 

 

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