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【「自責点」のナゾ「プロ野球」ここまで言って委員会437】メランコリー親父のやきう日誌 《2024年5月23日版》

中尾彬氏、死去――

氏の出演作品でいうと、初代【GTO】が印象深い。校長の座を狙う野心家な教頭役。しかし鬼塚(反町)にたびたび問題行動を起こされてソレを阻害され、家庭においても妻と娘から煙たがられる‥ なにか、平成時代にすっかり肩身の狭くなってしまった親父の像を、どこかコミカルに演じていた。ゆえに、最終回は感動的にも映ったのだけれど。

 

『自責の念に駆られる』という言葉がある。似た用語で、野球の自責点。これが、けっこう曖昧で「自責点」の細かな算出方法の仕方が、筆者はいまだによく解かっていない。

たとえば22日のオリックス戦。4番手投手として回頭から登板した堀瑞輝は結果、1死もとれず、満塁本塁打を浴びて降板したわけだけれども、味方の失策も絡んでいたので記録上の自責は3。

連打を許した無死1、2塁から、ファーストを守るマルティネスがゴロを裁ききれず、通常なら1アウト取れたところ(二塁フォースアウトを取れなかったことで記録上はそうなったのだろうが、仮にファーストがマルティネスではなく、めちゃくちゃ守りの上手い選手が就いていたならば併殺を奪えていた可能性だってある。となればこの後、2死三塁から筋書き通りに本塁打を打たれたのだとしても、堀の自責は「2」となるはずで‥‥。とどのつまり、けっきょくは記録員の裁量次第なのである。

 

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極端な例でいうとオリックス時代の 吉井理人。2死走者なしから味方のエラーで走者を許し、連打から同イニング二発の満塁ホームランを浴びた。しかし記録上は、2死から与えた走者は投手の責任とはならないので自責0でありながら失点は8になるという、極めて珍しい記録が生まれた。1本目の満弾はともかく、一度、塁上が「リセット」された2本目は投手の責任となりそうなものだが。それでいくと同じシチュエーションからなら100失点したのだとしても、防御率は「0」のままである。

 

話を堀に戻すと、4失点で即刻ファーム行きが決まった。味方にエラーがなく、自軍のリードを保ったままマウンドを降りていたら、あるいはまた違う結果になっていた可能性もある。プロの世界は斯も残酷だ。

 

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