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【久々の優勝争いに‥‥?「プロ野球」ここまで言って委員会471】メランコリー親父のやきう日誌 《2024年9月10日版》

少し前のサンデー毎日にあった【東京ドームを沸かせた「長島劇場」三菱重工East、都市対抗初V】(※1)

コレ何かなぁと思って読み進めたら、記事のメインは同チームに所属している、変則右腕の長島彰投手。‥曰く『自分でピンチを作って、自分で抑えるみたいな。本当はランナーを出さないんで抑えたいんですけどね。みんなから劇場型と呼ばれています』

 

都市対抗準決勝や予選で見せた、実際の劇場ぶりは記事をお読みいただくとして、筆者のなかでの感覚では齋藤友貴哉の方が、より濃厚‥。無死満塁のピンチをつくり、それを0点で凌ぐという、考え得る、投手にとって至高な自作自演を2試合連続で「演出」した。

なかでも当該イーグルス戦では抑えきったあとのサマが、あたかも『甲子園優勝投手のようだ』とツッコまれていた。どちらかといえば、それまであまり特徴のないオーソドックスな投手だったけれど「新境地」を拓いたか。観ているほうは、まったく、たまったものではないが(苦笑)

ただ「ノーアウト満塁」というシチュエーションは案外、点になりにくいと訊く。ゆえに「ノーアウト満塁」からツーアウトまでいって、延長回に決勝打を打たれた8日のオリックス戦はよけいに悔しかったわけだが、何やらこういう気分を味わうのも久々である。

 

(C)amazon ようやく開花の兆し?

2024Bbm 北海道日本ハムファイターズ レギュラーカード No.F25 齋藤友貴哉

 

付随して、6日の同戦。リリーフで出ていった田中正義が同点アーチを浴びたシーン。‥これで金村尚真の勝利投手の権利が消滅した。新人王争いから半歩後退する形となり「例年」ならその投手起用を悔いていたにちがいない。が、今はチーム自体の勝利が他の何よりも優先‥‥そう感じられるようになった。この1試合にかけるヒリヒリ具合が本当に久々。やはり、5年もポストシーズンから遠のいていると、だんだんとその辺の感覚がマヒしてきてしまうのだろうか。

 

思い当たるフシがある。優勝争いが佳境に入った年の今ごろ、某投手が交代を命ぜられた際、個人成績に固執するあまり、公然と首脳陣批判を展開した。大騒動となったわけだが、後にその件について触れていたえのきどいちろう氏が自著で『だからこのチームは弱かったんだな』と。

弱いチームに長くいると、弱いチームで長くあり続けると、どうしても個人に目が行きがちになる。それが「例年」のごとく5、6位をうろついていたのであれば、一向に構わないが、今はちがう。幸いにして日本一を目指せる位置にいる。選手もファンも、同じ方向を見ている今シーズンは、幸せだ。

 

いかんせん、だいぶ久々なものだからまだ若干のブレや、戸惑いらしきものはあるけれども(笑)

 

《参考》

(※1)サンデー毎日 2024年8月18・25日合併号 [雑誌]

 

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