センテンス・オータム

ディープ・マニアック・鋭く「DMS」 様々なアレについて... (シーズン中は野球ネタ多し)

世にも奇妙な話.2018 【戦争もの】

関東地方は例年より桜の開花が早く、入学式の頃にはもう既に散ってしまっていた‥なんてところも多いようだけれど、いちおう季節は春だし、そろそろこの企画を再開してみようと思う。フジテレビ系人気番組【世にも奇妙な物語】にまつわるエトセトラーー

 

 

“シーズン”になると、色々書きまくっていたのだが、普段書いている日記とかプロ野球の記事なんかよりも、わりと大勢の人に読まれている傾向があるんだよね。「世にも」ネタのほうが‥。正直、複雑な気分である(笑)

ただ、以前綴った大杉漣氏に関するエントリーは、けっこう人気があったようで、番組や彼のファンの目に留まってくれているのであれば嬉しいし、それは書き手冥利に尽きる。いつもありがとう。

 

 

risingham.hatenadiary.com

 

 

さて、今年はいつ放送されるのか、首を長くして待たれている方も多いかと思う。今のところ、そういった告知等はなされていないが、ゴールデンウイーク頃になるのではないか。過去にも遅いときで5月に【春の特別編】が放送されている。

 

 

筆者には好きなパターンが幾つかあって、そのひとつに「タイムトラベル」ものが挙げられる。ネット辞書によると、タイムトラベルとは『タイムマシンによって過去と未来を自由に行き来すること。タイムトリップ。時間旅行』。

“タイムマシン”を使わないまでも、未来や過去を行き来する作品は、これまでも数多くみられた。先日視聴した作品でいえば【相席の恋人】などがそうだろう。未来にいる年老いた亭主が、若かったときの妻に会いにくる‥‥なんてロマンチックなストーリーなのだろう。私も過去に戻って、昔好きだったコに想いを伝えにいきたい。

 

 

Lady The Best of Yoshino Kimura

 

 

もうひとつ、これは何も「世にも」にかぎった話ではないのだけれど「戦争もの」の作品を好きこのんで視聴する傾向がある。しかし、単純な“時代劇”で終わってしまわないところが、奇妙作品の良いところ。戦争もの、尚且つ時空を行き来するような作品であれば、私にとっては、まさに“いいとこどり”なのである。

 

それを実現させたのが、川岡大次郎主演【太平洋は燃えているか】という作品。

アメリカ本土への攻撃に照準を定めた戦時中の空軍兵士が突如、現代に蘇った。このままでは戦争に発展しかねない。なんとか阻止しなければ。そこで急きょ政府に抜擢されたのが、現代を生きるパイロットの“孫”にあたる男(川岡)。攻撃に行くのを止めるよう、彼は兵士との「通信」を試みるが‥‥。

 

ハッピーエンドと見せかけて、実は、史上最悪な結末が用意されていた。一部、実在した戦闘機の名が登場して、私など、もう完全にトラウマ状態の作品‥。もし、もしも現実に起こったら、これほど恐ろしい作品はないだろう。

‥ちなみに、NHK【映像の世紀】のテーマソング【パリは燃えているか】。同名の映画もかつてあったが、いずれも本作との関連性はない模様。加古隆作曲の音楽のほうは私もファンで、集中力を高めたいときなどに、よく聴いている。

 

 


パリは燃えているか~加古隆~

 

 

木村佳乃主演の【越境】。こちらは時空を超える‥という表現より「別の世界」を行き来するといったほうが、適切かもしれない。“元の彼女”がいた世界は太平洋戦争に勝利した“軍国主義”のままの日本。ここで描かれていた日本がまた、あの迷惑な隣国と瓜二つ。“北系”でいうと「世にも」なら【23分間の奇跡】のほうがはるかに有名だけれど、こちらもモロである。

ある男を介し、彼女が戦争に負けたもうひとつの世界‥‥すなわち今日の、平和な日本にやってくる。そしてこの世界にいる「もう一人の自分」に成り変わって、大女優になっている。しかし、彼女の本当の目的は別にあって‥という、なかなか壮大なストーリー。

 

番組のファンの間でも、あまり話題にのぼることも少ない作品であるが、私個人としてはお勧め。劇中『パラレルワールド』なんて言葉が用いられている。本作のイメージも、異世界で繰り広げられた、こちらもドラえもんファンの間ではトラウマと名高い、劇場版【パラレル西遊記】を彷彿とさす。《つづく》

 

 

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