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放送直前!【世にも奇妙な物語】完全網羅「2003.春-2005.秋」篇

けっこう「世にも」の主人公になってもおかしくはない、数奇な人生を送ってきた。

特段大勢の人に読まれているわけでもない、このようなブログを何年も書き続けている時点で十分、奇妙だ(笑)。そこに目的などない。何かに取り憑かれた私が、その時にいる。 

 

‥では、前回の続き。2003年春から行ってみよう。

 

◇2003年「春の特別編」

 

【顔を盗まれた】演:稲垣吾郎 國村隼

【レンタル・ラブ】演:飯島直子 仲村トオル

【追いかけたい】演:京野ことみ 新山千春 池内博之

【超税金対策殺人事件】演:西村雅彦 大塚寧々

【影の国】演:桜井幸子 大杉漣

 

 

総合【D】

 

 少し本題から離れるが、先日、リアルに税理士男性(35)を刺殺した無職の女性が、実、彼の「ストーカー」だったとか。互いにサッカーが好きで距離が近づいたとされる男女ふたりに、あの日いったい何が起こったのか。経験したことがない、理性を失くすほどの、狂気な愛の物語に惹かれてしまう。

【追いかけたい】は、それに該当。ただし、同じストーカーものでも【ルナティックラブ】(1994年)のような暗さはなく、作風自体は心なしか明るい。話が二転三転し、良い意味で視聴者の期待を裏切ってくれるが、ラストは若干、反則気味かと(笑)

【レンタル・ラブ】も、まぁ世にもにありがちな終わり方をしてしまうのだけれど、内容は悪くなかった。劇中登場してくるロボットだったら筆者も欲しいし。【影の国】は、大杉漣の不気味すぎる演技が抜群に良い。

 

 

◇2003年「秋の特別編」

 

【鍵】演:江口洋介

【パーフェクトカップル】演:矢田亜希子 江波杏子

【遠すぎた男】演:中村獅童

【迷路】演:谷原章介

【影が重なる時】演:八嶋智人 桜井幸子 

 

 

総合【C】

最近、バラエティ番組などで、吹っ切れた矢田亜希子の姿をよく目にする。アラフォーとなっても変わらずに美しい彼女を観るたび、元旦那はもったないことをしたなと思う。この彼女が出演していた【パーフェクトカップル】。

共演者・江波杏子の存在感は主役を食うほど‥。しかし、筆者が注目したのは劇中の矢田と不倫関係にあった春田純一。「ゴーグルファイブ」および「ダイナマン」でブラックを担当した、筆者世代の「ヒーロー」である。‥本作では窮地の矢田を守れず、半ば腰抜けな役だったのが残念。

 

 

若かりし頃の春田氏

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【迷路】は地味に名作。ヒトが持つズルさや意地汚さが、上手く描写されていた。春に引き続き、「影」つながりで?桜井幸子が同年秋の特別編に出演していたのもおもしろい。

 

 

◇2004年「春の特別編」

 

【殺し屋ですのよ】演:観月ありさ

【自分カウンセラー】演:井ノ原快彦

【Be Silent】演:渡部篤郎 七瀬なつみ

【誘い水】演:原田泰造 柏原収史

【サイゴノヒトトキ】演者:永作博美

 

 

総合【D】

【誘い水】が救い。よくぞ本作主演に原田泰造を持ってきたと。現代でも多く見られるものと近い詐欺の手口に、いとも簡単に引っ掛かるマヌケな男の役を好演。それと、彼は実に旨そうに水を飲む。

 

‥本編放送までもう時間がない。ここから少しペースアップしていこう。

 

 

◇2004年「秋の特別編」

 

【不幸せをあなたに】演:篠原涼子

【空白の人】演:瀬戸朝香

【地獄は満員】演:津川雅彦

【過去からの日記】演:蒼井優 西島秀俊

【あけてくれ】演:優香

 

 

総合【C】

世にもで数少ない感動作の一つとして【過去からの日記】は有名。この辺は好みの分かれるところだが、ホラー系統を好む人なら断然!【あけてくれ】。作品全体から醸し出される薄気味悪さ、視聴者に想像する悦びを与えてくれたラストも秀逸。同系統では5本の指に入る傑作といっていいだろう。子どもの「ひとり見」は厳禁の R-12?

 

 

2005年「春の特別編」

 

【倦怠期特効薬】演:ユースケ・サンタマリア

【幻の少年】演:黒木瞳

【あなたの物語】演:小西真奈美

【美女缶】演:妻夫木聡

【密告ネット】演:鈴木杏

 

 

総合【E】

洗濯機だか乾燥機の中から美女が出てくるものが、今度放送される作品の中にもあるらしい‥。ここの【美女缶】など最たるものだが、こと奇妙な世界においては美女と出くわすのも容易であるから羨ましい(笑)

 

 

2005年「秋の特別編」

 

【8分間】演:坂口憲二

【過去が届く午後】演:松田聖子

【影武者】演:原田泰造 木村多江

ネカマな男】演:椎名桔平 森口瑤子

【越境】演:木村佳乃 佐々木蔵之介

 

 

総合【B】

椎名桔平作品にハズレなし‥‥というのは以前にも書いた。ネカマは超一級品の「後味の悪さ」で、今なおファンに語り継がれる迷作。北朝鮮ウォッチャーの筆者は、明らかに同地に似せた風景とセットだった【越境】も、わりかし好み(笑)

黒澤明映画、よりも現代人には「キングダム」の方が馴染み深いかもしれない【影武者】。‥世にも版では、またしても泰造だ。影武者ならではの苦労をユーモラスに。その顛末にも愕然とする。

 

《つづく》

 

 

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