センテンス・オータム

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【札幌ドームに、心からのありがとう?】エースのやきう日誌 《7月21日版》

これはこれは、失礼しました

 

 

‥と、また「フリーザ風味」になって私は謝らざるを得ない。

20日福岡ソフトバンクホークス戦。渡邉諒の二打席連続弾‥‥。プロ5年目にして初登壇したお立ち台に

 

全道が泣いた (?)

 

彼を名指しにしてまで『(ファイターズは)セカンドをどうにしかしろ』そう書き込んでいた、よりによってその当日に。‥嬉しいねぇ。このように良い意味で私の期待を裏切ってくれるのは。今後もどんどん裏切ってほしい。

‥って、フォローになっているのか分からないが、センター方向に飛び込んだ強い当たりに、かつてのドライチ選手の底知れぬ潜在能力を垣間見た思い。ただ、ひとつだけ彼に“警告”しておくならば、その感触は忘れないようにしつつも、決して「方向性」は見失わないでほしい。一発の魅力を持った長距離打者なら、チームでは同ポジションに横尾俊建がいる。すでに7発もスタンドに放り込んでいる長打力という観点では渡邉に少々分が悪い。

あくまでセンターから逆方向へ強い打球を打つつもりで‥。こうした心がけを持っていれば、自ずと打率も上がってくるはず。守備面も含めた「総合力」の高さで、渡邉が一歩先をいった存在となれるか。本当の勝負はこれからだ。

 

 

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同日に行われた埼玉西武東北楽天戦。久々の完投勝利だったということもあるだろうが、ヒーローインタビューを受けた塩見貴洋を姿を見て驚いた。まるでシャワーを浴びた直後であるかのごとく、汗ビッチョリ。

そう、忘れていた。そこはメットライフドーム。別名「所沢サウナ」。今年の酷暑は、やる方も観る方もキツい‥。

奇しくも3戦連続、西武・菊池雄星とのマッチアップ。上の記事にある、相性云々は筆者に判らないけれど、彼の乱調の要因は、この異様なまでの暑さも、少なからずあるのではないか。東北で行われた試合は9回1失点と好投を披露。しかし、“地元”所沢サウナでの2試合は、計ったように6失点‥。それまで無敗を誇っていた、あの菊池が試合をつくれない。

むろん、相手だって同じ条件だけれど、単純に暑さに「強い・弱い」は、やっぱり選手だって人間だもの。絶対にあると思う。菊池は生まれも育ちも北国の人間。一方の塩見は大学こそ青森の大学に通っていたが、出身はもともと関西である。都心などと比べ、比較的夏場も涼しいとされる、北で生まれ育ったヒトに、かの所沢サウナで初回から全力投球をするというのは、いささか拷問にちかい。おそらく、我々の想像以上にハードだろう。菊池のような本来優れた能力を持った投手でも酷暑には勝てない‥‥というのが私の見方。

 

 

札幌ドーム―動くサッカーフィールドと多目的デュアルアリーナ

 

 

日ハムが北海道に行き、常勝チームとなった遠因には、きっとこれもあったと思う。ペナントレースを左右する夏場に、多くの試合を涼しい北海道で行える‥‥。こう書くと『お前らは以前も空調の効いた東京ドームでやってたじゃないか』なんてツッコミが飛んできそうだけれど、あろうことか、肝心なその夏場に、日ハムは都市対抗野球の絡みでドームの外に追い出されるのが通例だった。

結果「ホーム」扱いであるのにも拘わらず長期遠征をしいられ、後半、チームが急失速してしまう‥‥そんな光景を幾度も目の当たりにしてきた。

それが今はない。ビジター以外は快適な環境のなか、腰を据えて野球をやれている。今思うと、移転先に北の大地を選んだのは大正解だった。まもなく我々は去ることになるが、前もって言っておこう。

 

親愛なる札幌ドームよ‥‥ファイターズをここまで強くしてくれて、ありがとう。

 

 

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