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【ストップ・西武】エースのやきう日誌 《8月12日版》

11日現在で首位と5ゲーム差‥か。

 

開いたな。ここまで開くと、来週また直接対決が控えているけれども、西武からしてみたら“最悪”1勝2敗でもいい‥三連敗さえしなければいい‥‥くらいの感覚になるのではないか。この心理的ゆとりは大きい。

 

11日のホークス戦は9回、田中賢介のタイムリーによってファイターズが辛勝。たまたま結果がこうなったから言うわけではないが、セカンドのポジションはシーズン終了まで、彼に頑張ってもらったほうが良いのではないか。

守りは堅いけど打撃に難がある渡邉、太田。その逆の横尾‥。やはり、田中賢が一番バランスの取れている気がする。今年37歳という年齢面も考慮してフル出場させていないのかもしれないが、残り試合は少ない。そろそろベテランの力に頼っても良い時期だ。もっとも大田泰示が戦列に復帰すればセカンドに打撃好調の松本が就く可能性もあるから、今の‥このチームが一番苦しいときこそ、酸いも甘いも知り尽くした田中賢に救ってもらいたい。

 

 

がんでも人生フルスイング 「中高年ガン」と共に生きる“患者と家族

 

 

ケンスケ絡みで、少々古い話を思い出した。

 

「ドラ2」ながら当時のドラフトのルールで競合となり、クジ引き連敗中だったファイターズが久々に引き当てた“金の卵”。同年の甲子園優勝投手、正田樹桐生第一を単独指名でき、新任の大島康徳監督にとっては「会心のドラフト」となったにちがいない。その大島氏自らが筆をとる自伝が【週刊ベースボール】内において絶賛連載中。

 

執筆開始から一年以上をかけて、ようやくファイターズ時代のエピソードに突入。現在の進捗状況はというと、ちょうど現役生活晩年の頃のもので、これがなかなかに興味深い。

二年続けて西武の胴上げを目の前で見せられていた、ファイターズナイン。運が悪いとしかいいようがないが、二度あることは三度ある‥。翌1992年も、あと1勝でリーグ優勝が決まる西武を迎え撃つことになった。

今年こそは絶対‥‥「ストップ・西武」に燃える、当時の“大島目線”の逸話が懐かしくもあり、今となれば、我々にとってもアレは良い思い出?だ。

郭から放った逆転スリーラン‥‥。あぁ、たしかにそんなコトもあったな。たまらなくなって、おもわず私も過去のデータを遡ってみたら、晩年は「代打の切り札」な印象が強かった大島氏がスタメンでウインタースのあとの5番を務めている。このとき、すでに42歳‥。氏も凄いが、また別の見方をすれば、ファイターズはどれだけ選手層が薄かったのだろう(苦笑)

 

そういえば40代になってから、潮崎、新谷といったL主力投手たちから満塁ホームランをかっ飛ばしていた記憶もある。案外西武相手には強かった。‥それを思えば、田中賢介なんて、まだ全然老け込む齢でもないし、実際に体も動いている。

状況は異なれど、西武胴上げ阻止に燃えるのは大島氏の頃と一緒であるし、獅子相手に無類の強さを発揮する選手も、今のファイターズには欲しいところだ。いかに土橋政権時のチーム内の雰囲気が悪かったかが、こちらにも伝わってきそうな当該文章であったが、幸い現・栗山ハムにそういった「不協和音」らしきものは一切聴こえてこない。

チーム一丸となって、しぶとく、どこまでも“強い”西武に食い下がっていきたい。 

 

《関連》

週刊ベースボール 2018年 8/20・27 合併号 特集:12球団最新プレーヤーズ名鑑2018[BOOK in BOOK:12球団支配下選手完全収録]

 

 

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