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【超「ハム目線」複雑怪奇なドラフト会議2023「プロ野球」ここまで言って委員会383】メランコリー親父のやきう日誌 《2023年10月27日版》

‥‥なんというか、非常に複雑怪奇なドラフト会議であった。

そのあたり、ハムファンから見ての微妙な心情をこれから述べていこうと思うが、その前に、日本シリーズに出場する阪神オリックスは以前からドラフト戦略に長けていた両チームではあったけれども、なにか「余裕」すら感じさせる指名に感嘆。各球団が逸材揃いの大学生投手に照準を定めるなか、悠然と高校生野手を指名したオリックス‥。「急を要しない」戦力事情もさることながら、近年の実績から選手育成にも自信を持っているのだろう。阪神も、一回目の入札で指名はなくとも、抽選漏れした二回目の入札で必ず指名が重複してくるであろう投手を、まんまと一本釣りした。これも、ある程度「現有戦力」に余裕があるから成せた業だろう。結果的にリスクを冒さず、好投手の獲得に成功した。

 

(C)amazon オリ神以外の球団は抽選に一喜一憂

ドラフト会議2023 1027付スポーツ新聞4紙セット

 

ここからは問題の日ハムだ(笑)。‥‥いや、会議を終えて指名選手に満足はしている。筆者にかぎっていえば「お目当て」の細野晴希投手(東洋大)の交渉権を獲得できたことで、むしろ大成功だったと感じているが、そこに至るまでのプロセスが‥‥。

ドラフト当日新聞紙上などで、まったく名前の挙がっていなかった西舘勇陽投手(中央大)の指名に、まず驚き。‥だからなのか、正直なことを言うと、今回ばかりはハズしてもいいと思った。西舘クン指名は想定外。ハズしてもまだ「お目当て」の細野クンが、私にはいる‥。だがしかし、壇上にのぼった新庄剛志の落胆する様子も見たくなかった、まず第一の「複雑」。

この新庄氏に対しても「?」。頼むから、アタリクジを引くまで何もするなと。‥事前の自信ありげな発言も相まって、もしハズしたときに大分かっこわるいから(苦笑)。当ててから何かオモロイ発言(迷言?)をするのが、本来、理想形だったのだが‥。クジを引く前から妙なポーズ、仕草をして、結果的に阿部慎之助新監督が西舘投手のアタリクジを引いていたという、最高にかっこわるい形で終わった(笑)

 

恥をかいた自覚は、おそらく氏本人にもあったのだろう。以後の抽選には現れなかった。‥これが第二の複雑。どーせなら、当たってもハズしてもナンダカンダ画になる新庄監督で貫き通してほしかった。二回目の抽選で社長が姿を現すも、ここも不発‥。なんのための社長登場w。‥悪い流れのときは、けっきょく誰が出てもこうなる。

ところが、二回目でファイターズが指名したのは高校生の前田悠伍投手。即戦力か?と問われればそうではないのが濃厚で、やはり、大学ナンバーワン左腕の細野投手を欲しかったゆえ『ハズレても悪くはなかった』という第三の複雑。

三回目の入札で、ようやく細野クンの名が‥。また抽選となり、千葉ロッテを退け、晴れて交渉権を獲得できたという、会議開始からすったもんだの30分間(笑)

 

まだまだ、終わらない。二巡目に上武大の捕手・進藤勇也(しんとう・ゆうや)選手。もともとドライチ候補にも挙がっていた、彼がスーパー・キャッチャーという情報は得ていたし、平時であれば万々歳なのだけれど、あれ?てかそもそもファイターズって今‥‥

 

けっこうキャッチャー 居ねぇ? とw

 

投手とちがい、何人いても良いというポジションではないし、あぶれてしまう捕手が必ず出てきてしまうわけで‥。昨オフに外から招いた伏見寅威、アリエル・マルティネスは‥ まぁ来季は一塁をやらせるにしても、若手の田宮裕涼あたりも伸びてきていたわけだし(郡司裕也は捕手廃業?)

‥だから、進藤選手が優秀な能力を持っているのは不変として、ファイターズ自体の補強ポイントが、若干ズレていなかったか?という、第四の複雑。主力級投手の流失が囁かれているなか、投手を細野クンひとり(育成以外)しか指名しなかったのも不可解だし、進藤選手に加え三巡目の宮崎一樹外野手(山梨学院大)といったアマ球界屈指の好選手を次々指名できたにもかかわらず、素直には喜べなかった、第五の複雑。トータルでも育成を除けばわずか5選手の指名‥。フロントは今の戦力のままで来シーズン、本当に勝てると思っているのだろうか。ハッキリ言って不安しかない。

 

指名した選手には満足した一方で球団のドラフト戦略にはいささか首をかしげてしまった最後、第六の複雑(笑)。なにか消化不良な?ドラフト会議を経て、またチーム内で大きな動きが今後出てきそうなこと請け合い――

 

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