センテンス・オータム

ディープ・マニアック・鋭く「DMS」 様々なアレについて... (シーズン中は野球ネタ多し)

「時には起こせよブーイング」増井の人的補償はKが最善?

FA宣言していた北の大魔神増井浩俊(33)のオリックス入りが正式に決定。背番号「17」と、来シーズン「守護神」の座も約束された模様.....

 

 

これはもう、本当に大ブーイングものやで。いくら北海道の人々は優しいいうても、来年、彼が札幌ドームのマウンドにのぼるようなことがあったら、絶対にせなあかん‥。

 

もとい、だってそうだろう。今までのケースとは明らかにちがう。宣言残留まで認めて、条件面でも最大限の誠意を示していたと訊く。少なくとも後述する大野奨太より、熱は感じられた。

‥まぁ単純にそれをオリックス球団が上回ったということなのだろうけれども。落合博満氏にいわせれば『高く買ってくれる球団に行くのは、プロとして当然のこと』なんだろうけれども。したがって、言えることはひとつ。

 

そこに愛はなかったのか と。

 

清宮君も今夏クチにしていた「愛」‥‥。ファイターズ愛よりも金をとった増井は、昨年、けっきょく地元愛を貫いた岸孝之、強い球団で野球がしたいといって横浜を出ていった、かつての内川聖一と同等か、それよりタチが悪い。両者は「敵地」となった凱旋ゲームで激しいブーイングを浴びせられたのは、皆さまのご記憶にも新しいかと思う。

 

ブーイングの是非はともかく、ファン心理とすれば、むしろこれが“普通”ではないか。‥来年、増井が札幌に凱旋してきた際、ブーイングのひとつもせずに、歓迎の拍手なんかしていたら、他球団のファンに、その「生温さ」を笑われてしまう。札幌のファン方には、どうか“優しさ”をはき違えないでいてほしい。

 

 

グッドリスクをとりなさい!

 

◇ヒトはなぜオリックスに行きたがるのか

 

増井獲得に名乗りを挙げたとされるのが、巨人とオリックス。10年前までなら、誰もが巨人入りを選択する(笑)。アメリカ帰りの中島宏之も埼玉西武との争奪戦のすえ、オリックス(この時も西武ドームで大ブーイング発生)。ハムのFA小谷野も同様。小谷野も増井も、縁もゆかりもないはずの大阪、しかも同じパ・リーグ‥‥。私には解らない。ヒトはなぜ、オリックスに行きたがるのだろうか。

 

宙ぶらりんとなったイチローを呼び寄せるなんて報道も、一部にあるくらいだから、まちがいなく金は持っている球団。したがって大型補強も時おり行われているが、いかんせん結果には結びつかない。選手に使うよりも、上を改革した方がいいのではないか。星野仙一を迎え入れた楽天のように、もっと“外部”からヒトを招くとか。森脇とか福良とか、金満球団らしからぬ近年の監督の地味さ‥。これまたOBの田口壮が次期監督候補に挙がっているらしいけれど、この程度の入れかえでは、あまり変わらない気がする。今こそ、グッドリスクをとりなさい!の時期に、差し掛かっているのではないか。

 

 

◇増井の人的補償?を考察

 

オリックスとは対照的に、渋ちんを地で行くファイターズ球団。したがって、金銭補償のみを選択する可能性も極めて高いが、あえて「人的補償」の道を模索してみる。

 

これが巨人なら、山口俊とか、ネタ的には面白かった。しかし、巨人の選手はもう食傷気味‥。オリックスというのも、なかなか新鮮で良い。

増井、マーティンまで抜けて、行くなら投手だろう。個人的にはまさかの吉田凌とか、若手投手を欲するが、それこそ“ネタ的”に面白い投手がオリックスに一名。金田和之(27)だ。

 

昨年オフ、糸井嘉男人的補償阪神タイガースから移籍してきた右腕。二年連続で同制度での移籍となれば、史上初の珍事になる。この金田という投手、斎藤佑樹よろしく、実は意外と持っていて、4シーズンで通算11勝2敗(勝率.846)と、かなり高い勝率を誇っている。阪神時代に先発経験はあるが、ほとんどが中継ぎ以降の登板で、これは「勝ち運を持っている投手」といってもいいだろう。ファイターズとすれば戦力としてだけではなく、その運にもあやかってみたいところだ。あとは、先方のプロテクト次第。

 

 

大野奨太(30)のFA移籍も濃厚らしいが、どうなのだろう。

‥でもまぁ、鶴岡慎也のハム復帰説もあるようだから、退団はほぼ決定的とみていい。その移籍先として挙がっているのは中日ドラゴンズだ。彼の年俸は5000万円台で人的補償は発生しないのかと思っていたら、どうやら発生する模様。

中日さんには、正直、魅力的な選手が見当たらない(笑)。だが、5000万の金銭補償だなんて、たかが知れているし、どうせならヒトを獲っておいた方が良い。これから中日の選手の勉強はするが、ファイターズにとって因縁深き山井大介岩瀬仁紀あたりであったら「ネタ的」には超最高である。

 

  

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