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【涌井秀章が目指したい?(秘)記録&どこまでも勝負に勝ちたい昭和系オヤジ】酔っ払い親父のやきう日誌 《2020年8月15日版》

慎重というか、悠長というか‥‥

 

 

主力野手ふたりを同時に休養を与えたり、シーズンもまだ序盤で、他に投手がいるにもかかわらず、経験が浅い若手投手を突如大抜擢したり。疲労考慮、故障回避は筆者とて十分承知。‥しかし勝負事には飴以外のムチも、時には必要だと思うのだ。

徹底した、どこまでも選手ファーストの栗山采配には時おり「もどかしさ」のようなものを感じてしまう。特に、それが上手くいっていない時には。

 

顕著だった11日からの敵地・千葉ロッテ戦。連勝中で乗り込んできたのだが、すっかり勢いを削がれてしまった。14日は今季初登板初先発、ハタチの北浦竜次。前日、チームはエラー絡みで後味の悪い敗戦の仕方をしているだけに、状況とすれば、確かに酷だった。

結果は1回持たず、5失点KOである。序盤からいきなり劣勢を強いられてしまった。いくら最近好調な打線とはいえ、苦しい。

 

これを受けて言うわけではないが、ここまでローテの一角を担ってきたN・マルティネスと杉浦稔大を、なぜ今カードでは登板させなかったのか(登録抹消)。何らかのアクシデントが両投手にあったなら話は別だけれども、おそらくそうではないのだろう。休養あるいは蒸し暑い「屋外球場」での登板を回避させるためか。

‥いずれにせよ、もっと本気(マジ)で勝ちに行く野球をファンは観たい。一軍戦とは本来、そういう場であるはずだ。それに今年は例年より試合数が少なく、残された時間も多くはないのだから。

 

もっとも北浦は、ファームで好調だった。日中に試合が行われるおかげで暑さにも慣れていただろうし、若くて体力もある(千葉なら鎌ヶ谷の寮からも近い)。‥これらを踏まえ首脳陣が彼を買った可能性もあるが、今回は無残な結果に終わった。

あくまで「使った側」が、投げさせる時期とタイミングを誤っただけなのだから、北浦自身はどうか自信をなくさずにいてほしい。これから先、本当の意味でそのチカラを頼らなくてはならないときは、かならず訪れる。

 

 

◇各球団エースの異常事態宣言?

 

逃した魚は大きかった?今季は涌井の「一人勝ち」の様相

涌井秀章―埼玉西武ライオンズ (スポーツアルバム No. 22)

(C)amazon

 

 

やはり、「異質」なシーズンだ。とりわけパ・リーグ、主戦クラスの投手が軒並み調子を落としている――

 

福岡ソフトバンクの千賀滉大は4勝ながら防御率3.53(以下成績は全て14日夜時点)。この防御率以上に、今季は痛打されるシーンもかなり目立っている。東北楽天則本昂大は3勝で3.95だし、オリックスの山本由伸も同じく3勝で3.86。いずれも従来の、相手を圧倒している印象は全くない。

長らく「不敗神話」が続いた西武のザック・ニールもここにきて負けが込み始め、一応、うちの有原某もここまで1勝5敗、防御率は4.82と、まだ本来の力を発揮しきれていない。

 

サムライジャパンにも名を連ねる、(高年俸)エース級の投手がこんな状態なのだから、今季はもうどの投手も責めることはできない。‥さっきの北浦、すまなかった(失笑)

考えられる理由とすれば、三カ月にも及んだ開幕延期の影響。これによって指先の感覚を微妙に狂わせてしまった可能性も、なきにしもあらず‥といったところか。投手には繊細な人物が多い。

 

ただひとり例外がいて、今季から東北楽天に加わった涌井秀章がすでに7勝(無敗)。順調に勝ち星を積み上げている。8試合の登板でQS達成が6度と投球内容も申し分なく、全盛期なみの球の勢いで強打者たちをねじ伏せている。万が一「沢村賞」に選ばれるようなことが起きたら09年に続く自身2度目で、歴代最長ブランクでの受賞となる。

 

 

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