BIG BOSS旋風が止まない.......
監督就任後、多くのバラエティ番組に出演。暮れの紅白歌合戦に顔を出すのでは‥なんてウワサも一部である。また、本人のいないところでモノマネをされていたりと、日ハム球団の費用対効果は計り知れない。その際「分かりやすい」BIGBOSSモノマネとして、就任会見時の衣装がたびたび用いられる。ワインレッドのスーツに襟高シャツのそれだ。
いくら我らのBIGBOSSとはいえ、芸人たちがマネしやすいような服を見越し、チョイスしてきたなんてことはさすがにないだろうが、結果的に、あのド派手スーツが世に与えたインパクトは絶大であった。
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スーツではないけれど、来季、ワインレッド色のユニフォームを身に纏いそうなのが、自由契約となった西川遥輝。報道によればここにきて東北楽天入りが有力なのだという。
‥いちばん恐れていた事態。同一リーグ球団の手にわたるのだけ避けてほしかった。以前から、筆者がコレを口酸っぱく言ってきたのは、糸井嘉男に痛い目に遭わされたから。出すにしても、なぜ(対戦機会の多い)同一リーグのオリックスなのだと、当時もずいぶん憤ったものだ。今ケースは球団主導ではなく致し方ない部分もあったにせよ、糸井のときのような「古巣」相手に暴れまわるのだけは、勘弁願いたい。
それと、もうひとつ。以前から気になっていたのは西川含め、今回ノンテンダーとなった3選手の心理状態。状況が状況なだけに、並の人間なら「戦力外」同然で放出した北海道日本ハムを、多少恨んだりしてもおかしくはないと思うのだが。たぶん、私なら恨むと思う(苦笑)
‥西川たちがそんな心の狭い人間ではないのを信じるとして、実際問題、どうか日ハムを嫌いにならないで頂きたい。‥こと西川にかんしてはプロ入りから10年以上も所属していたわけだし、万が一まがいの心情に囚われていたのだとしたら、長年声援を送ってきたファンまで哀しくなってしまう。
これにも似た経験はあって、前に何度か記した武田一浩のくだり。彼がダイエー(現福岡ソフトバンク)へトレードに出された際の「恨み節」がすごかった。やれ見返してやるだの、(日本ハム時代は)悔恨の日々だった、だの。
若干、あのときの武田は狂気に満ちていて怖かった(笑)。たしかに、首脳陣との確執が端を発してものだったけれど、一時は所属していた球団をそんなふうに想うのは、傍から見ていても哀しいことだと思う。
よって、今回の西川たちに贈りたいのは某アイドルが発した、あの名言もどき。これがピッタリ当てはまると思う。
『北海道日本ハムのフロントは嫌いになっても、ファイターズは嫌いにならないでください』 以上。