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【北海道日本ハムが「佐々木麟太郎」を指名してはいけない理由「プロ野球」ここまで言って委員会184】メランコリー親父のやきう日誌 《2022年3月19日版》

来年ドラフトの目玉とされている花巻東、佐々木麟太郎。高校通算本塁打記録を塗り替えそうな「大物」に、いま、一介のハムファンが思うこと......

 

 

その年のナンバーワン選手を獲りにいくのがモットーであるらしいから、このまま順調に成長していけば指名は濃厚。だが、ハムにかんしては佐々木君にタッチしないほうがいいだろう。その方が彼の為だ。

右投げ左打ちの巨漢‥ 内野手‥ 1年生のときから注目を浴びているところなど、清宮幸太郎とかぶっている点が何かと多い。したがって、ここまで清宮を一人前に育て上げたとは言い難いハムの指名は、非常にリスキーである。

万が一、佐々木君を獲得できたとして、あまり考えたくはないけれども、育成がうまくいかずに「清宮の二の舞」となってしまったら、ハムに対してアマチュアチームからの信用はガタ落ち。球団としても、もうそこまでの責任は持てないだろう。

 

同校とはもともと太いパイプはあるが‥‥

岩手 花巻東高校 ユニフォーム 大谷翔平

(C)amazon

 

 

まだ5年目、もう5年目。どちらともいえる。同学年に何かと比べられる村上宗隆がいたのは清宮にとって不幸だったが、さすがにのんびりとは構えていられない。打てないのは仕方ないにせよ、そうした危機感のようなものが彼から一切伝わって来ず、ヤキモキする。

最初は単に性格の問題なのかと思っていた。‥どうやら違うらしい。先日たまたま目にしたネット記事に、そのヒントがあった。今成泰章氏の訃報を伝える文春記事(※1)。そこにはこんな事が記されていた。一部を抜粋する。

 

日本ハムは「スカウティングと育成を掲げて躍進してきたが、近年は低迷。清宮幸太郎や吉田輝星ら鳴り物入りで入団した若手の伸び悩みに苦しんでいる。

そんな状況について今成氏は最近、「清宮も吉田も一年目から一軍でチャンスを貰っているが、与えられることに慣れてしまっている。自分でチャンスを掴ませないと、選手が必死にならないんだ」と球団の育成方針に警鐘を鳴らしていた。

 

なるほど、この声がようやく現場の耳に届いたのか昨シーズン、清宮の一軍出場試合数はプロ入り初のゼロ(吉田も1試合のみの登板)。‥栗さんのことだから、必ずどこかのタイミングで上げるかと思っていたから、少し意外だった。

「与えられることに慣れてしまっていた」清宮が初めて試合に出られず、危機感を持って臨むはずの5年目。減量に成功したという見た目にその意思は感じられたが、どうも結果がついてこない。

オープン戦では相変わらず当てるだけのバッティング。19日の横浜DeNA戦ではスタメン出場するも、2打席連続三振で交代。またその内容も最悪で、一軍クラスの投手相手に簡単にひねられて、いずれの打席も4球以内で終わった。三振を減らしたいビッグボスが早々に交代を告げたのも頷ける、まったく散々たる内容であった。

 

成長の跡が見えない。今季にいたっては持ち前の長打も観られず、単打ばかりで、ハッキリいって「後退」な印象。今成氏らスカウト陣がいくら好素材を集めてきたところで、それを生かすも殺すも結局は現場次第。‥今のところ、清宮の育成法に「失敗」したといっても過言ではないハムに、超高校球児を獲る資格がない、とまでは言えないけれど、欲しいなどと怖くて口にできないのが現状だ。

 

ビッグボスが奏でる華やかな報道の裏で、ファンの悩み種は尽きない――

《次回、評論家どもの阿呆な順位予想に怒りの鉄拳を浴びせる!?》

 

 

《参考》

(※1)66歳で急逝した今成泰章スカウトが日本ハムに鳴らしていた“警鐘” | 文春オンライン

 

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