過去に「ふりむけば横浜」なんていうマルシアのヒット曲があったが、まさに「ふりむけば千葉」。
首位を走る福岡ソフトバンクがここにきて黒星が続き歓んでいたら、すぐ下に千葉ロッテが迫って来ていたという、北海道日本ハム側の目線.....
今週から交流戦が始まるにあたり、上位のチームはいっそう気を引き締め、下位チームはコレを機に巻き返しを目論んでいることだろう。ここ数年、ファイターズはだいたい勝率5割前後で推移し、交流戦優勝争いに絡むこともなければ、リーグ戦の順位にもさして影響せず。‥まぁ、でもそれはそれで大事なことなのかもしれない。『交流戦でコケたチームがペナントレースから脱落する』なんて話も、評論家連中の間からよく聴かれるし。
ファイターズの初陣は甲子園。意外にも?昨季38年ぶりに日本一となった阪神相手にカード勝ち越している。しかし、そこは地元のエスコン。2022年の甲子園決戦でファイターズは三タテを喫している。全カードを見渡しても比較的苦手とするカード。‥それこそココは大きく崩れることなく、1勝2敗でもヨシとしたい(?)
(C)amazon 打撃好調・渡邉諒の出番はあるか
心配なのは当日の天気だ。特に28日は全国的に雨模様で中止も懸念される。この交流戦での降雨というのがけっこう厄介。
日程的な関係から多少の雨だったら「強行」してしまう傾向が今までも見られ、試合を行ったはいいが、試合成立時点でコールドゲームとされたり、最悪の場合、ノーゲームになった事例も、過去にけっこうある(言い方は悪いがムダに戦力の消費)。
中止になったらなったらで最終盤に代替されるリーグ戦とちがい、交流戦期間中のわずかな「予備日」に詰め込まれてしまうので、運営の部分でコストもかさむだろうし、現場にいる選手たちも移動で負担が大きかったりする。順調に試合をこなせればいちばん問題ないが、悪天候のなか無理にゲームを行ってほしくもない、複雑な交流戦と「雨」との関係‥。
筆者も経験あるが、野球部に所属していた部員は大抵「雨」を歓迎していた。その日の屋外練習が中止になるから(笑)。もしかしたらプロ野球選手になった彼らも、似た心境は今もあるかもしれないが、ただ交流戦だけはそうも言っていられない?