センテンス・オータム

ディープ・マニアック・鋭く「DMS」 様々なアレについて... (シーズン中は野球ネタ多し)

世界にひとつだけの、国歌斉唱

◆勝利を呼び込んだ少年たち?

 

 

今月11日、コボスタ宮城で行われた東北楽天北海道日本ハム。試合前の「国歌斉唱」が夜のニュースなどでも取り上げられていた。有名人でもないのに、この“快挙”を成し遂げたのは、なんと地元の少年たち‥‥

 

筆者もリアルタイムで観ていたのだが、音量を小さくしていたせいか、最初は気づかなかった。ただ、今江敏晃が必死に笑いをこらえている様子だけは、確かに見てとれた。

 

あらためて当該シーンを振り返ってみると、さながら「世にも奇妙な物語」である。あのような国歌斉唱は初めて聴いた。ある意味、斬新。‥おそらく、彼らは声変わりの最中なのであろう。

 

高低音の使い分けがまだできないため、彼らの年代ならかろうじて出る“高音”で、無理矢理押し通そうとしてしまったところに、奇妙な音程を生んだ。記号でたとえるなら、矢印の向きは終始「↑↑↑」である。当然、息は続かない.....

 

 


試合前の国歌斉唱 16/09/11(日) 楽天vsハム

 

 

『さん、はいっ!』タクトをふるう?のおじさんの存在もかなり気になるところだが、ここで注目すべきは、画面に映った選手たちの方である。

まず、TIME0:32、茂木栄五郎。歌に混じり、何かが彼の耳にも届いたのであろう。それは、隣にいる先輩方の“クスクス”だ。実にわかりやすいリアクション。こちらも記号でたとえるならば、「・・・??」といったところであろう。

 

さすがは優勝争いをしているファイターズの面々。見よ、TIME0:37辺りの西川遥輝の表情を。『俺は、動じない!』と云わんばかりの強固な意志を、瞑想中の彼からうかがえる。隣の中島卓もしかり、他の何にも目をくれず、無の境地で集中力を高めている。

一方、栗山監督含めた首脳陣とベンチにいるスタッフ‥。満面の?笑みだ。これで出鼻をくじかれたのか、采配にも狂いが生じて、この日、北海道日本ハム東北楽天に大敗を喫してしまった。

 

 

◆え~~そうですね

 

近ごろ、札幌ドームでは奇妙な現象が起こっている。ヒーローインタビューで『そうですね』と、選手が口にするだけでドッカンドッカン笑いが起きるのだ。

‥この“武器”を手にしたおかげで、口数の少ない中島卓也宮西尚生、加藤貴之といったあたりの面々のときも、球場がおおいに盛り上がっていた。(最初に広めた)レアードさまさまではなかろうか。

 

『そうですね』に、何か懐かしい響きを感じた。

記憶を辿ると、タモリの問いかけに会場の客が応えていた「笑っていいとも!」テレフォン前の一コマだった。選手の語りに4万の観衆が『そうですね!』で応じる、アルタと化したヒーローインタビューも、一度くらい見てみたい?