来シーズンの抑えは誰になるんだろう.....
これを考えると鬱だ。中継ぎはある程度コマは揃っているが、確固な守護神が、現時点でファイターズにいない。
一説によると鍵谷陽平。生え抜き‥北海道で生まれ育った、文字通り「北の守護神」となりうる彼に抑えをやらせたら、たいそう美談になる。しかし、鍵谷がオオトリでは心臓がいくつあっても足りない。えのきどいちろうさんも『武田久や増井以上の劇場になる』そんな類の文章を、先日、自身のコラムの中で書かれていた。本当にその通り。
速いストレートとお化けフォーク、もどきを操る、もっとも“それらしい”石川直也は、今年の起用法を観ていると、どうも先発をやらせたいようだし、同タイプの白村もパンチがない‥。頼みの綱は新外国人のトンキンだけど、こちらも未知数。いずれにせよ、トンキンがマーティン以上の活躍をしてくれることはないだろう‥。さぁどうしたものか。よりによって同一リーグのチームに行った増井が恨めしい。
「人的補償」はどうなったのか。これだけ時間をかけて、けっきょく『我々は金銭補償のみを選択しました』は止めてくれよ。
下のコラムを読んでいたら、個人的に比嘉幹貴も面白そうだなと思った。今季8試合の登板に終わった35歳‥。「プロテクト漏れ」しているであろうことは、容易に想像できる。
彼のようなタイプ、いわゆる「サイドハンド」の右腕は、ファイターズにいない。ちょっと打者の“目線”を変えるのに、一枚はチームに置いておきたい。比嘉は、うってつけの人材ではないか。過去、ホークスに行った鶴岡慎也の人的補償で、藤岡好明を獲得した際も、そんな感じだったかと思う。
怪我の具合は気になるが、8試合は終盤戦に集中しているし、おそらくもう癒えているはず。2014年にみせた、あの驚異的なパフォーマンス‥比嘉の持つポテンシャルも加味して、一考の余地はあるだろう。球速さえ戻れば、それこそ彼に抑えをやらせてみたいくらいだ。
◇『賞味期限切れ』発言にふざけるな
まず、心の中で思っていても。これを口に出して言ってはいけない。一介の野球ファンがツイッターなんかでつぶやくのとは違い、それなりに影響力のある御方なんだろうから。
『来年38歳なんて賞味期限が切れておる』発言は、全国の松坂大輔及び松坂世代ファン、さらには同世代の男女をも敵に回した。むろん、野球選手としての“賞味期限”なのだろうが、それならお宅の岩瀬はどうなるんだ?
‥まったくもって言葉選びのセンスがない。選手をリスペクトしていない、明らかに“経営者寄り”なものの視方。ファイターズの故大社義規オーナーだったら、間違ってもこんな言葉は口にしない。
野球選手であれなんであれ、ヒトを「賞味期限」に喩えること自体が、ちがっている。歳をとったって、いつまでも輝いているヒトは、この世にいくらでもいる。つまり“若さ”だけではないということを‥そもそも、どうして89歳のお爺さんに言われなきゃならないんだ。惜しくも?流行語大賞を逃したアレを満を持して‥‥
ち が う だ ろーー!