放送作家の鈴木おさむ氏が、連載しているコラムのなかで「炎上記事」について触れていた......
要約すると、親子で外出した際、列車内で我が子が若干“ボリューム大きめ”で騒いでしまった。それに迷惑していたと思しき他の乗客(若い女性)に降車時、おもいっきり睨まれた‥‥というだけの話。自らが子供を持つ親の立場として、一応「中立」のつもりでいたのだろうが、当該文章からは『そんなに睨む??』と、“おかんむり感”がプンプンと臭いたってくる。
問題になったブログ記事
これを見たとき最初に感じたのが、彼の「被害妄想」ではないのか?ということ。端から“申し訳なさ”のような感情を抱いていたのなら尚更。元々目つきがよくない、怖い、あるいは視力が悪いがために(目を細めたりして)、相手が睨んでいる‥ふうに映ってしまっただけなのかもしれないし、まがりなりにもテレビにも出演している売れっ子なのだから、おもわず向こうが凝視してしまうことだってあるだろう。
‥この手の投稿をするのは、大抵自意識過剰な者が多い。それに、仮に睨んでいたとして、その対象が母親でも子供のほうでもなかったのだから、彼女は根っからの悪人ではないように思える。つまり『あなたはどうして(もっと)注意しないの?』ということを鈴木氏に“視線で”訴えかけたかっただけに過ぎないのだ。したがって、今回のケースに関しては表現が、あまりよろしくなかった。おそらく、彼女も真っ当な人。
件のプチ騒動を見ながら、自分ならどうだろうかと考えていた。
列車内‥たしかに騒がれるのは嫌だけれど、それほど気にはならない。なぜなら乗車中は音楽を聴いていることが多く、外から聴こえてくる音は「シャットアウト」してしまっているから。稀にいる、唾を飛ばしてくる幼児でもいない限り、騒音の部分に関しては大丈夫。‥ただ、大声や騒音の類を、どうしても我慢できない場所が、筆者にもひとつある。今も週1くらいの頻度で通っている
図書館だ
ここでは我慢できない。本の世界にとことん入り浸っていたい‥‥あるいは勉強に集中したい‥‥そんな人が大勢つめかける場所。あの図書館特有の「静寂な世界」が打ち破られるのは、なんとも許しがたい。電車のときとちがい、本当に集中しているときは、音楽すらも耳にはしたくないのだ。“本好き”人間なら、ある程度この気持ち、理解して頂けると思う。
‥無論、『子供一人家に残しておけないし』といった諸事情も、各々お有りになるのだろうが、極力本の読み聞かせ等は、お家のほうでやって頂きたい(笑)
あぁ香里奈、君は一体どこに向かう
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せっかくだから、ここからは図書館が薄ーく関わってくる話題を数本。
視聴率が超低空飛行を続けるNTV系【高嶺の花】。お茶の間ではあまり人気がなさそうのだけれど、ドラマウォッチャーなどを生業にする人たちの間では、意外と評価は高い。脚本を担当した野島伸司の面目も、何とか保たれたか。当作品でも、けっこう図書館でのシーンがある。
もも(石原さとみ)との関係が“ひとまず”終わった第2幕。プーさん(峯田和伸)は、なんと図書館で「運命的」な出会いを果たす。新登場人物・千秋(香里奈)。棚に収められた同じ本を、ふたり同時に取ろうとして‥という野島伸司の“やっつけ仕事”ぶり感。ないない(苦笑)。ちなみ私も歴は長いが、図書館で異性とイイ感じになったことなど、これまでただの一度もない。
しかし、直近第8話を観たかぎりでは、その千秋の立ち位置が、かなり謎。プーさんと男女の関係になるのかと思いきや、そういったワケでもなく、今のところ石原さとみの“噛ませ犬”のような感じ(笑)。“見てくれ”もなんだか冴えなく、一昔前まで主演クラスの役柄を演じていた香里奈も、今は昔‥。ドラマともども、彼女もこのままでは終われないだろう。
話はガラリと変わり、地元の図書館でも“大人気”で、ずいぶん先まで予約が埋まっている、青山透子という女性が書いた書籍。こちらはペンネームで、元は日航のCAだったそう......
私も各所でレビューを見させてもらったが、概ね高い評価をされている。123便墜落事故に際しては、もう大昔から、この手の「陰謀論」を唱える学者、作家は多かった。もちろん、私自身も鵜呑みにはしなかったけれど、これだけ話題になって、実際本が売れているとなると、完全無視もできなくなってくる。一連の情報のなかで知った、中曽根元首相の意味深な発言というのも、たいへんに気になる‥。
たしかに多くの謎も残した、日本航空史上未曽有の大惨事。「真実」が明かされる日は、はたして訪れるのかーー