もう、昨夜の試合には触れんよ。ノーアウト満塁から点が取れずに、直後にツーアウトランナーなしから点を取られてサヨナラ食らうチームがどこにある? コレを書いているだけで腸が煮えくり返っているのだから(苦笑)
‥まぁ、しゃあない。プラス材料を見つけるならば、トミージョン手術明けの石川直也が戦線に復帰したのはあらためて大きいなと。勝ち試合や競っている場面で投げられる投手がもう一枚欲しかった。
今季好調でロングもできる吉田輝星は、先発が早期に崩れた際に試合を立て直すのに最適な投手。であれば、経験もある石川直に「勝利の方程式」を任せるのがベターではないかと。
なにより奪三振率の高さが魅力の同投手。故障前の2019年は54回1/3で75奪三振。率に直すと 12.42である。これは奪三振率の高さで有名な福岡ソフトバンクの怪腕・モイネロが昨シーズン記録した12.06と同等の数字。プロ通算でも投球回を上回る三振の数を奪っている石川直は、ここぞ場面で大事に使いたい。
こうした特性もあり、一時は抑えも任されていたが、現状クローザー登場の前に投げるのがよさそうだ。北山亘基がカタチになりつつあるし(昨夜は打たれたが笑)、石川直にはメンタルの部分を指摘されることが、以前よりあった。クローザーよりはまだ心理的負担が小さいところで、ノビノビその剛球を放らせたい。結果として、チームにとってもそちらのほうが良いような気がする。
SB上林に決勝HRを浴び、うな垂れたシーンが忘れられない
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◇二刀流解禁?
21日の広島戦。中日・根尾が「登板」して球場をザワつかせた――
あの投球だけをみていると、打者よりも投手・根尾のほうに魅力を感じる。決して大きくはない体から投じられるストレートは見た目にも速く、MAX150キロ。甲子園でしのぎを削った吉田輝の今季最速が、たしか同じ150だったような。かつて観た谷元圭介を彷彿とさせる。打撃面が芳しくないのであれば、投手専念でもおもしろい?
こちらの選手の場合、ハッキリ『投打二刀流をやらせる』と宣言までしておきながら、音沙汰なかった上原健太。BIGBOSSの「やるやる詐欺」かと思っていたらw、無難に「セ・リーグ主催ゲームの交流戦」という形で実現する見込み。ホームランを放った4年前の豪打ふたたび‥といったところだけれど、いったい彼に何番を打たすだのろう。BIGBOSSのことだから突飛な打順もありそう。
ま、そうはいっても(投手の)大谷翔平に1番を打たせた栗山時代を目の当たりにしてきている我々は、そうそう驚くことはないと思うが(笑)
その上原、今季は中継ぎで活路を見出し、好投を続けていたが、一度ファームに下がった。どうやらそこで本格的に「二刀流」の準備を進めていたらしく、だがDHで出場した試合で、なんと 5打数5三振! やはり、甘くはない投打二刀流‥。
予告先発された25日の東京ヤクルト戦では、早期KOでもされなければ3年ぶりに打席に立つ。4年ぶりの安打(本塁打)を放てるか。投球同様に注目だ。
◇地上波中継の増加?
今季はたしかに「地上波中継」が多い気はしていた。週末ともなれば、大抵どこかのカードが中継されている。BIGBOSS効果があったハム戦も、これまでになく地上波でお目見えしている。
筆者が憶えているかぎりでは、開幕カードのソフトバンク戦、週末の2試合。GW期間中の埼玉西武戦、こちらも週末の2試合(関東地区)。それと4月17日にテレ東で「緊急生中継」というのが一度あったが、これは明らかに佐々木朗希効果。‥テレ東といえば公式戦が始まる前のオープン戦で落合博満を放送席に招き、BIGBOSSに対し辛辣な意見を述べていた。その方が盛り上がるから、ぜひ、またお越しいただきたい(笑)
各局の「実績」をみてみると、今年がんばっているTBSとテレ朝がメイン。BIGBOSSが喜んだという今週末の巨人戦において、ハム主催試合が「日テレ」で放送されるのは、今までワシも記憶にない。
原監督との友情が実現させたのかは不明だが、はたして「どちら寄り」の中継になるのか。いささか興味深い。