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【選手にとって「やりがい」ある最高の環境とは「プロ野球」ここまで言って委員会283】メランコリー親父のやきう日誌 《2022年12月16日版》

近藤健介にかんする、ある方のツイート見ていてちょっと気になった。

 

 

曰く「優勝を狙えるチームに行きたい」この動機に対し、最下位だった自チームをこのまま見捨てていくのか? 納得できない‥‥と。だいぶ要約した形ではあるが、確かに主の気持ちが解らないでもない。かの大谷翔平も近年は勝利に飢えていたと訊くし、強いところでやりたいというのが野球選手‥いやスポーツ選手の性分なのだと思う。

 

 

hochi.news

 

ここからはワシの見解。自分が見てかっこいいのは逆のパターン。つまり、強いチームから弱いチームに行って優勝、ないし順位を上げる方。

昔、少年ジャンプで掲載されていた【ペナントレース やまだたいちの奇蹟】。もちろん、これはフィクションなのだけど、わりと印象深い一コマがあった。今手元に資料がないのでうろ覚えの部分もあるが、概ねこのような話。

ドラフトの目玉とされていた、超高校級投手・山田泰二。競合の末、意中の巨人ではない万年最下位だったアストロズが交渉権を引き当ててしまう。当人は入団拒否の姿勢。そこでアストロズ監督の三原が直接交渉で出向くのだが‥‥。

やはり強いチームでやりたいという泰二に、三原が言う。『お前はその程度の器なのか。お前自身の力でチームを優勝させてやろうくらいの気概はないのか』と。その言葉に心揺さぶられた泰二はアストロズ入団を決意する――

 

 

ペナントレース やまだたいちの奇蹟 1

(C)amazon

 

これも、一つの考え方だと思う。どこに、何に対して「やりがい」を見出すのか‥‥。

移籍の仕方はちがえど、比較的「泰二」に近かったのは常勝ライオンズからBクラスの常連だったホークスに移った秋山幸二工藤公康の例。彼らはライオンズで培ったきたものをホークスに還元、のちに強豪チームとなる礎を築いた。北海道移転直後の何もない状態からファイターズにやってきてイチから作り上げていった、新庄剛志のケースも近いだろうか。それこそ『俺がチームを変えてやる』の気概。

 

一方で、野球選手なら一度は優勝してみたい、日本一を味わってみたいという気持ちも理解できる。弱小チームであり続けたベイスターズからホークスにFA移籍した内川聖一など分かりやすい。前述大谷が勝利に飢えているのも、チームがプレーオフ進出を逃し続けているからに他ならないだろう。

 

そこに「弱いチームから強いチームに移る」くだんの近藤健介。ただ彼はハムで優勝経験を持ち、内川らのケースには当てはまらず。‥冒頭記したように、現状どうしたってネガティブな印象を持ちがちだが、あとどう思うかは各々ファン次第。

自分は、今のファイターズの状況を鑑みても、正直あまり格好のいい「出て行き方」タイミングではないと感じる。

 

 

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