本日5月9日は、語呂から「悟空の日」であるらしいのだが、実は「ピッコロ記念日」でもあったという妙‥‥。
キングキャッスルを制圧し、新国王になったピッコロ大魔王自らが名乗った日。だが同日中に孫悟空との闘いに敗れ、文字通り「一日天下」となったのは周知のとおりだ。
‥いかにも惜しい。首位・福岡ソフトバンクと2.5ゲーム差で迎えた、6日からの三連戦。三つ取れれば首位に躍り出るという福岡決戦にファイターズは、まさかの三タテを喫する。ピッコロよろしく、仮に「一日天下」でもいいから、数年ぶりの単独首位‥ 記念に？拝んでみたかったものだ。
（C）amazon どこでもいいからホークスの独走を止めてくれ
語りたいコトは山ほどあるが、まずは8日の試合‥。個人的な都合で観戦できたのは2回途中からだったのだけれど、筆者が観だしてから、なんと一人の走者すら出せないセルフ・パーフェクト負けを味わう（苦笑）。前日の試合もまったく同様で、2回から延長12回まで、ゼロ行進。‥結局サヨナラ負けを食らってしまう。
「個人的な都合」はさておき、延長12回まで行ったのなら、そこは引き分けてほしかった。たかが引分け、されど引分け‥。1982年の巨人がそうだったように、年間の勝ち星で上回りながら引分けの数、つまり、勝率の差でリーグ優勝を中日にさらわれた事例だって過去にはある。僅差の試合で若手投手に経験を積ませることも確かに大事だが、そこは「負けない」采配にこだわってほしかった。あくまで、いちファンとしたら。
当該三連戦をみれば山崎福也もいつもどおり試合をつくれていたし、今季初先発となった金村尚真も4回2失点で及第点。‥大事な初戦の先発を任された北山亘基が3回6失点と大きく乱れたのは、少し残念だった。
だが、前カードのオリックス相手には2勝1敗と勝ち越し、トータルでみればこの6連戦2勝4敗。おかげでまだ貯金がふたつもある。いくらでも巻き返し可能なのは、春先から多くの借金をかかえてしまった昨シーズンと大きくちがうところだ。
新庄政権3シーズン目になる今年‥。このままズルズルといくわけにはいかない。
