栗さん、ひとつだけ訂正させてくれ。『選手たちは北海道の誇り』ではなく‥‥
全ハムファンの誇りだ
ここ11年間で5度のリーグ優勝‥。
東京本拠地時代、何度も優勝のチャンスがありながら、とりわけ2位に8ゲーム差をつけて前半を折り返した1998年でもダメだったときは「このチームはもう永遠に優勝できないかもしれない」そんなふうに自棄にもなった。
それが今は、毎年のように優勝争いに絡み、勝負どころで簡単にはやられない、たくましさも身につけている‥。あれだけ長年にわたって苦杯を嘗めさせられた西武、しかも敵地の所沢で胴上げを行うとは。かつてオレンジの帽子をかぶっていた筆者も、感慨一入である。
「北海道移転」がひとつの転機となったのは云うまでもない。‥ただ、あの所沢での胴上げを見ながら、ふと、こんな想いも込み上げてくる。東京ドームで大沢親分や上田のオヤジを胴上げするシーンも、一度でいいから、拝んでみたかった‥。
だから、よけいに、ファイターズは道民のものだけではない。東映フライヤーズ時代から応援してきている、すべてのハムファンの誇りなんだよと、切に訴えたくなった。あの、めっぽう打たれ弱い、メチャクチャ不人気だった東京時代があるからこそ、今日の北海道日本ハムがある。
それにしても、愉しいシーズンだった。心行くまで野球を‥ファイターズの野球を、2016年は堪能させてもらった。終わりよければすべてよしではないけれど、これほどまでに、選手たちと同じくらいの緊張感をもって、毎日を過ごしてきた経験は、今までになかった。多くの感動をありがとう。そして、優勝おめでとう。
ごめん、きょうは胸がいっぱいでちょっと考えがまとまらない。ファイターズについての諸々は、また改めて書く。