センテンス・オータム

ディープ・マニアック・鋭く「DMS」 様々なアレについて... (シーズン中は野球ネタ多し)

「岩瀬事件」について問う

日本ハムは「勇者」になる、はずだったのに.....

 

 

ソースが東スポだけに、信ぴょう性は定かでないが、たしかにこれですべての辻褄があう。大野奨太人的補償で、岩瀬仁紀(43)を“指名”していたと伝えるその報に、私は複雑な想いを抱くのであった。

 

中日・岩瀬「人的補償での日本ハム移籍拒否」引退覚悟だった!

 

 

頭の片隅にはあったものの、まさかの岩瀬‥。記事のニュアンスからすると、おそらく、同じ思いが中日サイドにもあったのだろう。

 

「もし」‥と、想像する。中日どころか、球界全体が大混乱に陥ったかもしれない。“大物”の人的補償による移籍劇はこれまでにもあったけれど、岩瀬はさすがに別格。功労者への仕打ちに抗議の意味も込めて、ナゴヤドームはさらに客が入らなくなり、ファン離れは加速。

ルールに乗っ取ったとはいえ、場合によってはハムもヒール扱い。岩瀬を引き抜いた中日ファンの怒りをハム側へ転嫁させることも十分考えられる。多少、大袈裟にも聴こえるだろうが、実際、彼はそれほど偉大な男だ。

 

 

岩瀬仁紀 2016昇竜ユニフォーム中日ドラゴンズ

 

 

そんなリスクを背負ってまで敢然と「岩瀬獲り」に挑む勇者の姿は、実に興味深かった。まちがいなく、北海道日本ハムはFA人的補償史上に、その名を刻んだだろう。

昨年流行した、中日サイドおよび岩瀬の気持ちを「忖度」した結果の、金銭補償。なるほど吉村GMが頑なに理由を言えなかったのは、このためか。しかし、結局報道が漏れ伝わってしまっては、意味がない。知らぬが仏、岩瀬がハム入りを拒否していたなんて、できれば知りたくなかった。

 

カタチ的には“人身売買”を繰り返すハムのやり方に、前回、私は幾分取り乱し気味となった。読者各位には申し訳ない。岩瀬の人的補償“未遂”を知ったあとでいえるのは、たしかに金銭補償という形が双方にとって丸く収まる。彼は彼で「中日愛」を頑なに貫いたことで、より英雄視され、ハムサイドは潔く‥でもないが、自ら身を引いて思いやりのある対応をしてみせた。

 

 

私個人としては「本命」が別にいた。しかし、知ってしまった以上、やはり見てみたかった。ファイターズのユニフォームを身にまとう、球界のレジェンドの姿を。‥実現していたら、私は“吉村様”の大英断に拍手を送っていたことだろう。

 

 

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