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【「ビジュアル系」教師をガチ考察? -先生がいちばんモテた頃-「エンタメ」ここまで言って委員会8】酔っ払い親父のエンタメ日誌 《2021年2月11日版》

先日の新潮にあった【「27年の時」を超え裁判所は「わいせつ教員」認定!「被害女性」の執念と「クビになった男」の当惑】という見出しの記事........

 

 

タイトルのとおりだが、27年前に教師と生徒の間柄にあった二人の法廷バトル。二人は一時、交際していた模様‥。

時期を聴いて『ははーん』と腑に落ちた。当該平成5年~6年といえば、ドラマ【高校教師】が大ヒット。そんなイケてもいない数多の男性教諭が持て囃され、あの頃、実際にモテた。今でこそ【中学聖日記】に代表されるように「逆のパターン」もあり得るようだが、当時は女子生徒が男の教師に恋心をいだく方が、わりと一般的であった。

 

「クビになった男」が現在56歳で、当時は30歳前後‥。ティーンから見てもギリギリ恋愛の対象となりそうな齢だし「美術」の教師だったというのもポイントである。

美術であれば、週にそこまで授業が組み込まれておらず、程よい距離感が保たれる(担任であったなら別だが)。それがまた憧憬の念を募らせてしまうのだ。関連校にでも行かなければ進学にもさして影響はない科目で、唯一の息抜き授業‥とまでは言わないけれど、生徒とも概ね良好な関係を築ける。

 

 

こちらの中学生日記は視たことなかったが、なるほど‥‥

第1話 教師と生徒・・・許されない禁断の純愛ラブストーリー

(C)amazon

 

 ドラマで先生役を演じたのは真田広之で高校の教師。担当科目は生物、32歳という設定だった。女子校であるがゆえ、あの端正なマスクなら生徒から人気があってもおかしくないが、それほど支持はなく(主人公の宿命)、「アイドル」役を担ったのは、むしろ英語担当の京本政樹、先生の方だった。

 

美術教師役が誰だったのかは、ちょっと記憶にないけれども、同じ平成5年(1993年)放送の【ひとつ屋根の下】。この作品では美大の講師(役:小木茂光が、ある姉妹のハートを鷲掴みにしている。高視聴率をたたき出した、こうしたドラマが当時の助平教師たちを大いに「勘違い」させてしまった可能性も、頭ごなしには否定できまい......

 

 

よもやま話として、両作品の脚本を担ったのは野島伸司。‥どうも彼の作品は芸術家を好む傾向にあり「美術」の部門でいうなら他に【リップスティック】が、才能ある絵描きの弟が主人公だ。

 

【高校教師】で真田と禁断のラブストーリーを送ったのは女子高生役・桜井幸子で、当初の予定では、観月ありさをキャスティングしていたという。軽い「社会現象」を引き起こした、そのドラマのヒロイン役を断ってしまったことを、当人は後悔しているとかしていないとか‥。

 

たしかに、気鋭の脚本家に「指名」され言われるがまま演じていれば女優としていっそう箔が付いていた可能性もある。同作品を機に、いわゆる「野島ファミリー」入りした桜井と比べ、連続主演の記録をつくったとはいえ、同時期の【放課後】【じゃじゃ馬ならし】にて、いささか軽い女子高生を演じていたのであれば尚のこと、そんな想いも持ってしまう。

 

 

《参考》

週刊新潮(65周年記念増大) 2021年 2/11 号

20年以上前のわいせつ行為で男性教諭を懲戒免職、「時効」は存在しない? | オトナンサー

 

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