負の連鎖........
村田兆治氏死去の一報を受けて、漠然と仲本工事の件が頭に浮かんだ。本当に事故に遭うほんのわずか前に週刊誌などで妻との不仲が伝えられていたが、村田氏も、空港職員に暴行を働いた‥ そんな報道が9月にあったばかりでしょう？
いくつかの関連記事を読み思い至ったのは、両者の共通点が、深い孤独の中にいたのであろうということ。報道の通りなら仲本氏は妻と離れて暮らしていたようだし、村田氏も近年は世田谷にある豪邸にひとりで住んでいたとか。‥孤独がネガティブな感情を引き起こし、そうした環境こそがよからぬ事態を招いてしまったと見るのは邪見だろうか。
気を取り直して、きょう飛び込んできたのはオリックスが健康食品王手「ディーエイチシー」を買収するとの由。
栄養バランスが偏りがちな筆者も同社のサプリメントは愛飲している。なかでも「亜鉛60日分」は安価で気に入っているのだけれど（※1）、そんな私事はどうでもいい。
この買収報道のどさくさに紛れて一部の野球ファンが、オリックス球団もDHCを「摂取」するのではないかと。つまりFAの渦中にいるDH（指名打者）の近藤健介と、C（キャッチャー）森友哉の両獲りを捩っているのだ。
‥ちょっと無理やり感ありすぎ？ DH専属にしてしまうほど近藤は守れないわけではないし、むしろ現有の吉田正尚よりも守備力は高いだろう（笑）。とにかく、他所に移るならセ・リーグの方でやってほしいというのが、ハムファンの偽らざるホンネである。
そのオリックスとハムが、まさかの交換トレード。道産子左腕・齋藤網記と捕手の石川亮――
個人的にはヒット。齋藤という投手は横手からキレのあるボールを放る。ここのところは低迷していたようだけれど、左打者はかなり手を焼きそうな印象を持っていた。新庄構想ではもっと腕を下げさせるプランもあるのだとか。たしかに現有の宮西、堀の両左腕もサイド気味だし「差別化」を図る意味で良いかも。しかしながら、ハム以上に不足気味な左腕投手をオリックスがよく出してくれたものだ。
先日、大事件の容疑者が日ハムの某OB選手と同姓同名で一瞬目を疑った。有名人と同姓同名で入団時から注目を集めていたのが石川亮（漢字は異なる）。キムタク（木村拓也）以来のビッグネームだった。
ついぞレギュラーはつかめなかったが、我々ファンに豊富なネタを提供してくれた選手。あるときは神主打法、あるときは坂本（勇人）打法で界隈をザワつかせるも、結局どちらも長続きはせず‥。この手の「エンターテイナー」ぶりは帝京高の伝統なのか（当人は至ってマジメにやっていたんだろうが）。
昨シーズンだったか。本人も『さすがに入ると思った』という打球は札幌ドーム外野フェンスの最上段に。‥アレが入っていたら、8年目で記念すべきプロ第1号となるところ、本拠地の「高い壁」に阻まれてしまった。
初本塁打は新天地まで持ち越し。移り先が同一リーグとなり対戦も多くなるが、苦労を重ねてきた石川亮の巻き返しなら、直で観てみたい気もする。
