仮に日本シリーズに出られるんだったらドラフトはどうでもいい‥ってことはないけれど、たとえどのような形になっても受け入れられた。ドラフトで運を使い切ってシリーズは惨敗‥というのがヤだったから。
その代わり、シリーズに出られないのであればドラフトこそは幸運であってくれ‥そう心から願っていたのだが、こちらも無残な結果に終わるとは.......
いや「残念」とか「ハズレ」といったワードをドラフトで用いるのはあまりよろしくない。以前オリックス監督時代の岡田彰布が、やはり、抽選クジを外しまくって「ハズレ」を強調しすぎた結果、世間の顰蹙を買っていたっけ(すぐに弁明していたが)。
筆者も、今回指名された選手に対してではなく、球団のドラフトの向き合い方というか、そういったものが甚く不満であった。
まず、抽選に臨んだ新庄監督。クジを外すのは仕方ない。‥ただ、『壇上で格好つけるのはやめぃ!』と。それで外すと余計にカッコ悪くなるから(笑)。また一昨年のごとく、なかなかクジを開かずにいたでしょう?‥いわゆる他者の結果待ちってヤツ?
しかも、今回は隣の藤川球児がそれに乗っかってしまったw。彼が当たりクジを引いていたのに、そうした新庄の様子を、また面白がるようにして‥。ドラフト候補の大事な進路先、彼らの運命が決まる瞬間をあまり弄ばないでいただきたい。‥マジに今後は。
それと、新聞各社マスコミもクジを引き当てたときの、ガッツポーズもしくはそれに準ずるものが欲しいわけよ。昨年の井上一樹のような、あーいう画が撮りたい。‥なのに、彼らのせいでずいぶんと締まりのない、グダグダな体になってしまった(苦笑)。対象の立石選手にもいささか申し訳ない思い。
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その立石正広選手にはタイガース含めた3球団が競合。他所が佐々木麟太郎選手に行ってくれたおかげで‥という言い方もよろしくないけれど、程よく分散はしてくれた。「1/3」の確率なら新庄ハムにも勝機はあると見立てが、結果は周知のとおり‥。もちろん(ハム志望だった)石垣元気投手も獲れず、道産子・平川蓮外野手も再抽選でカープにさらわれ、最終的に1位で指名したのが明大の 大川慈英投手。
大学では抑えをやっていたとか。界隈でもそれを望んでいる者が多く、会議後『キレのある球で抑えでも中継ぎでも開幕からビュンビュン抑えてくれるようなイメージを持てる投手』新庄監督もそう、ハッキリと口にしている(24日付け読売新聞より)。
双方目指す方向がハナから一緒であればいいかもしれない。‥というのも同じく大学でクローザーを務めていた大石達也(早大→西武)がプロでは先発に転向させてアカンかった。大石は抑え投手として名を馳せていたのに、まして当時の西武は守護神不在であったのに、なぜ彼に先発をやらせようとしたのか‥ 未だに疑問(しばらくして先発に転向したとかなら解かるが)。そういった意味で大川投手を「抑えで育成」という、わりと明確なビジョンが現時点でも見えているし、そこは納得。
その点はいいとして、今回ファイターズの指名の仕方には、やはり納得がいっていない。第一にどうして左投手を獲らなかったのか‥‥先のクライマックスシリーズでもベンチ入りしていたサウスポーは皆30代前半(上原健太、加藤貴之、山崎福也)。先発にはおらず、来季の現役続行が決まった宮西にいたっては40代。これで来年以降、本当に戦えるのか。‥もっとも、FAやら外国人やら他でちゃんとアテがあるのなら話は別だけれども(笑)
3位指名の東海大、大塚内野手も評価が高い。ドラフト中継で解説をされていた方によれば、主にショートを守って、世代でもトップクラスの守備力を持つとか。‥でもコレって、つい最近にも聴いた憶えが。昨年ドラフトにかかった「山県秀」評のときと、ほとんど一緒ではないか!
投手ならまだしも、野手は同じポジションに何人いてもいいとはならない。大塚選手は左打ち。身長は169センチでわりと小柄‥このあたり細川と被るし、守り重視なら奈良間大己だっている。レギュラー格の水野、石井、上川畑も二遊間にはいて、一体どう使い分けるのだろう。立石選手を「外して」しまった時点である程度、これもやむなしなのか。
「らしさ」全開だったのは2位の大院大、エドポロ・ケイン外野手。やはり、来ましたね。カタカナ名の選手(前回記事参照)。レイエスを一回り小さくさせた190センチ101キロの体躯は見るからに打ちそうだ。
会見中、彼がずっと泣いていてワシももらい泣きしそうになった(笑)。ファイターズ指名を喜んでくれて何より。
ビッグネームこそなかったものの、3位までの大学生は比較的戦力層の厚いファイターズのなかにあっても、来季中には一軍で顔を拝めるかも。優勝するために、どうかよろしく頼みたい。
