伏見寅威って‥‥
一部の選手および一部のファン方から 「ママ」 と呼ばれていたでしょう? 実際のところ詳しい理由はワシも分からんが、便乗してそう呼んでいた。
というか「ママ」は、一度でいいから呼んでみたかった。自分の母親をそのように呼んだことはなかったし‥ いま子どもがいるわけでもなく‥ 特段なじみのスナックがあるわけでもない(笑)。要するに、機会がなかった。
ほら、よくタレントのヒロミがテレビなどで妻の伊代のことを「ママ」と呼ぶのを目にしていたが、アレ、なんかいいなぁと。‥だから、ワシにも胸を張ってようやく「ママ」と呼べる人ができて喜んでいたのに、その伏見ママが来年から関西に出戻ってしまうとは......
タイガースの左腕、島本浩也との交換トレード。‥はて、このトレードは、一体どちらの側から持ち掛けたのだろう。自然発生的には起こらない。かならずどちらかの「圧し」があったのは確かなのだけれど、仮にファイターズの方が打診したのであれば、本当にそれは正しかったのか? と。
今現在、ファイターズに左投手が不足しているのは間違いない。したがって島本の獲得に異論はないが、その交換要員に伏見ママというのが、どうも腑に落ちない。一部報道では「出場機会を求めて」彼が移籍を志願した‥のような記事も見受けられる。
たとえ、それが事実だとして、(ママよりも年齢が若い)正捕手がデンといるタイガースに‥というのも、いささか妙なハナシだし、元をただせば「プライスレス」なママの業と経験値は、まだまだ若手の多いファイターズには絶対必要であったはずだ。
今やチームでは数少ない優勝経験者‥まして、捕手である。‥かつて経験豊富なベテラン捕手の中嶋聡がやって来てファイターズも日本一に導いてくれたように、そういった役割を、ひそかにママにも期待していた。よって、もう10年も優勝が遠ざかっているチームからママを放出してよかったのか?という疑念と、わざわざFA宣言してまで北海道に帰って来てくれたママに最後、寂しい想いもさせてしまった今季の起用法に、若干の憤りも感じた。
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個人的な意見をいえば勝負どころのペナントレースの最終盤、ホークスと激しく競っていたときやクライマックスシリーズの際には、ずっとママにマスクを被らせればいいと思っていたくらい。‥でも、球団は若手の育成、経験を積ませる方にシフトした。移籍を望んだとするなら、この頃あたりか。
存在感のうえでは、渦中の松本や石井がいなくのとは少しワケがちがう。移籍当初、何やら真剣な面持ちでベンチ内の野村佑希に語りかけていた姿が忘れられない。来季、ファイターズは大丈夫だろうか。
もう呼ぶのが最後になるかもしれないから、ここぞとばかり今回「ママ」を連呼してしまった(苦笑)。だいぶ見苦しい箇所もあったかと思うがお許しを。
替わりにくる、島本投手について。いい機会だから、あらためてタイガースの陣容を見てみたのだが、確かに有能な左投手が多い。左なら、かつてファイターズもドラフトで指名した縁のある岩貞祐太も悪くなかったけれど、当該・島本の経歴をみて少し惹かれたのは、この投手、実に勝ち運を持っている。通算204試合は驚くべき登板数ではないが、13勝4敗‥勝率にして.765。これは相当高い数値である。特に中継ぎ以降を担う投手なら、この「勝ち運」というのは、けっこう無視できない要素だ。どんどんファイターズに勝利を呼び込んでほしい。
今年タイガースからイーグルスに渡った、加治屋蓮。交流戦で両チームが対戦していたとき敵地にもかかわらず、加治屋登場に大歓声を送っていたタイガースファンを憶えている。本当はすごく温かいファンなのだなと感じた(笑)。来季、ファイターズは甲子園か‥。島本の「凱旋」登板が楽しみだ。
