センテンス・オータム

ディープ・マニアック・鋭く「DMS」 様々なアレについて... (シーズン中は野球ネタ多し)

大谷翔平にしか成し得ない「偉業」とは...

前任の梨田、その前のヒルマンなんかと比べてもそうなんだけど、采配うんぬんでファンの反感を買っているようなシチュエーションが、ほとんど見てとれない‥。現ファイターズ監督・栗山英樹氏のことだ。

 

おそらく、氏が「信念」を貫く人だからだと思う。とにかくブレない。この恩恵を受けて‥という云い方もヘンだが、とりわけ監督就任以後、ずっと四番を任され続けている中田翔。氏には、絶対足を向けて寝られない。いかなるときも、頑固なくらいに中田を“四番”から外さなかった。こういった姿勢に、ファンも共鳴するのだろう。

 

絶不調時も起用しているのだから、それは勝てない日もある。痛い試合を落とした日もある。‥だから今後、栗山政権であと何回優勝できるか分からないけれども、まちがいなく云えるのは‥氏が監督であるかぎり、ファイターズは、きっと「良いチーム」であり続ける。

 

良い職場にするには、円満な人間関係を築くことが第一だというが、「人心掌握」に長けた者が上にいると、こうも組織は上手に機能するのか。‥少々、持ち上げすぎている感もあるが、これは本心である。栗山には、できるだけ長く監督をしていてもらいたい。氏に任せておけば、ファイターズは大丈夫だ。

 

 

『何度も言うが、勝つために二刀流をやっている。先発で勝たなければ打席には立たせない。そうでないとチームに迷惑がかかる』 ※スポニチアネックス

 

“ブレない姿勢”の、最たるお言葉‥。これは、大谷翔平が4戦連発となるアーチを放った11日の試合後のコメントであるが、どんなに打とうとも、決して信念は揺らがない。こんなこと、“何度も”口にできるのは、栗山ただひとりだけ。

 

そもそも「二刀流」なんてものも、監督が栗山でなければ生まれなかっただろう。いくら本人ができる・やれると云っても、最終的にそれを決めるのはチームのボスである。ファイターズファン‥いや、全国の野球ファンは“プロデュース”してくれた栗山に感謝しないといけない。おかげで162キロの豪速球と豪打、奇跡のような二刀流を我々は拝めるのだから。

 

 

こうなったら、俺もトコトン監督に乗っかってみたい。今月の月間MVP、投打両部門でW受賞‥‥

 

部門に分かれてから、もう四半世紀ちかく経つが‥前代未聞。というか、現実問題、これは彼にしかできないし、もし達成したら「大谷翔平」の名は全世界的に記憶されるだろう。

前述のとおり、4試合連発で打つ方は絶・好調(11日現在 月間打率.368 4本塁打  5打点)。投げる方は、依然本調子とはいかないながらも、1日のマリーンズ戦では完投勝利を飾っており、ここから3連勝くらいすれば、まだまだ芽はありそうだ。

 

GWが明けた5月、大谷の一挙手一投足に、要注目....