センテンス・オータム

ディープ・マニアック・鋭く「DMS」 様々なアレについて... (シーズン中は野球ネタ多し)

KSK3 ーこれが斎藤佑樹の生きる道ー

どうしても治らない「癖」がある。

 

 

それは、ストローを噛んでしまうことだ。ドリンクを注文した際に一緒に運ばれてくる、パック製品の付属としてある‥あのストローである。

気づくと、ドリンクが口内へスムーズに運ばれてこなくなるほど、ストローの先端部分が、ペチャンコにへこんでいるといった塩梅。これが半ば「無意識」のうちに行われているのだから、やはり、癖なのだろう。

さすがに誰かといるときは、私も最大限の注意を払って噛まないように気をつけているが、長年染みついてきた、この習性‥‥。時おり、致命的なミスをおかしてしまうこともある。

ファーストフードや喫茶店は、商品の運搬・後片付けは基本セルフだ。だが、片付けて帰ろうとすると、『お下げします』だなんて、店員さんが気を利かしてくれるケースは、読者の皆も経験あるかと思う。

いちばん危険なのは不意に訪れる、このときだ。今は一人だからと、気を抜いて例によって「カミカミ」していると、その先端ペチャンコの残骸を、店員に見られてしまうのだ。おそらく彼(彼女)は、内心こう感じているのであろう。

 

『ゲッ!こいつストロー噛んでやがる』

 

若い女の子がするならまだ可愛げがあるものの、こちとら、いよいよ中年の域に差し掛かった男である。

私の癖(K)は、ストロー(S)を、カミカミ(K)することだ。この「KSK」、どうにかならないものだろうか。いつか、もっと痛い目にあう気がして戦々恐々な日々を送っている。

 

 

ブラックタピオカジュース専用のQQ用極太ストロー 50本入り

 

 

『球場を支配する。それも彼の能力』とは、栗山英樹先生発のお言葉である。

しかしながら、ジャンルを問わずテレビに多数出演し、著書も多く出してきている先生は、何か“文学的”だ。野球だけをやってきた、あるいは観てきたフツーの監督さんなら「球場を、支配する」なんて言葉は、なかなか思いつかないだろう。これに「彼の能力」(K)も付け加えて、奇しくも三度『KSK』が完成した。‥‥少々、今回は強引かもだが。

 

『KSK』の主は、今月6日に28歳の誕生日を迎えた、斎藤佑樹。中継ぎの彼が登板すると、どこのスタジアムでも大歓声が沸き起こる。球場の雰囲気を一変させる事象を指して、先生はそうおっしゃっているのだ。

中継ぎといえば聴こえはいいが、今現在、斎藤が置かれているポジションは、どちらかといえば「敗戦処理(正確には大勝処理?)のような感じだ。接戦続きの交流戦、自ずと出番は限られてくるのだけれど、筆者は彼が“あの役目”を担ってくれるのを、ひそかに期待している。榊原諒が、かつてそう呼ばれていた....

 

『ミスタースクランブル』

 

先発投手が早期にKOされてしまったとき、また何か不測の事態が起きた際に、登場してくる投手。‥今の斎藤に、ピッタリな役割ではないだろうか。

彼は球場を支配できるほど、チームの流れを変えられる不思議な力を持ち、勝ち運のよさはアマチュア時代から折り紙付き。もともと先発をやっていただけに、ロングもいける‥‥。

斎藤の能力を最大限に活かせると思うのだ。今シーズン、斎藤が一軍に上がってからは、幸いにもこうしたシチュエーションは訪れていない。が、それに近いポジションにいた高梨裕稔が本格的に先発に転向したなら、ぜひ、斎藤にこの使命を課したい。

 

ミスタースクランブル佑ちゃん・・あながち悪くない響きだ。